山形国際ドキュメンタリー映画祭2003年度作品募集開始

2002年10月01日
●ドキュメンタリー映画祭として、国際的に評価の高い山形国際ドキュメンタリー映画祭(主催:山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員会、山形市)が、来年の第8回映画祭の上映作品を募集中。

応募カテゴリーは、2つに分かれている。
「インターナショナル・コンペティション」は、広く世界中のドキュメンタリー作家の映画から15作品を選び、大賞を選考する。
「アジア・千波万波」は、アジア在住、出身の新進ドキュメンタリー作家を支援する目的で開催され、短編映画の応募も可能。どちらも、プロ、アマ、の区別を問わず、ビデオでの応募も可能だ。

上映が決定された作品は、2003年度秋に山形市で行われる同映画祭で上映され、ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞、賞金300万円)他、各賞の選考対象となる。

同映画祭は、これまでに、日本のドキュメンタリー映画を時代順に特集上映するほか、世界先住民映画祭、日本とアメリカの戦争を伝えた映像を特集した日米映画戦、リュミエール兄弟とそのカメラマン特集などを企画。また、山形で映画を撮りつづけたドキュメンタリー作家、故小川紳介監督の特集ほか、ロバート・フラハティ、リュミエール兄弟、ヨリス・イヴェンス、亀井文夫、ロバート・クレイマーなどの監督作品特集をおこなってきた。 

上映企画、応募作品の質、映画祭運営において、国際的に非常に高い評価を受けており、期間中は、映画関係者と、映画とドキュメンタリーに関心を持つ人々が世界中から山形に集まり、映画による国際的な交流の場となっている。(昨年度の入場者数は、18490人、プレス数335人、他に多数の市民がボランティアで運営に参加)。日本の女性映画監督、河瀬直美も同映画祭でのデビューをきっかけに、活躍の場を広げている。

昨年の上映作品は、カンボジアの光ファイバー敷設作業の労働現場を追ったもの、(大賞受賞。リティー・パニュ監督の「さすらう者たちの地」)や、建設現場に隣あるポルトガルのスラム街の人々に日常を淡々と映写したもの(ペドロ・コスタ監督「ヴァンダの日々」)など、社会的な視点を持つもの以外に、身近な家族の歴史を扱ったものや、男女のセクシャリティーを問うものなど切り口が多様で、さらに、ドキュメンタリーとフィクションの境界を考えさせるものなど、従来のドキュメンタリー映画のイメージを覆す、現在のドキュメンタリー映像の多様性を感じさせた。

応募締め切りはインターナショナル・コンペティションが2003年3月31日。アジア千波万波が同5月31日。詳細は以下の応募先に問い合わせを。(ライター:yuko )

★応募先:実行委員会事務局(山形事務局)
〒990−8540 山形市旅籠街2-3-25
tel.023−624−8368 fax. 023−624−9618
Email yidff.entry@city.yamagata.yamagata.jp