≪CEDIA≫ホームシアター最前線・大橋伸太郎のCEDIA EXPOレポート14「CEDIA雑感(総括-1)」

2002年09月30日
●紹介しなければならない新製品・新動向は、他にもたくさんあるのだが、同行した音元出版のトレード誌『SENKA21』の新保欣二編集長にこれから先はバトンタッチしたい。CEDIA EXPO2002で集めた、オーディオ、ネットワーク関連のホットなトピックをPhile-web読者の皆さんに伝えてくれるはずだ。

さて、CEDIA EXPOとは、カスタムインストーラーの団体が主催する総合見本市、と最初のニュースで書いた。その通りなのだが、アメリカのカスタムインストーラーは、日本のオーディオショップとはかなり違う存在である。電気工事店にずっと近い職業で、住宅設備からオーディオまで幅広い設置工事の知識と経験のある人のことをさす。

日本のホームシアターショップは、オーディオ専門店が発展したものがほとんどだから、基本的に「モノ」を売る職業だが、アメリカのカスタムインストーラーは、施工の技術と出来栄え、つまり「腕」を売る。

アメリカの量販店(サーキットシティやベストバイ)に商品を卸すことに消極的な高級品メーカーや、価格競争に入っていけない小規模なメーカーが、「設置する製品は定価販売。売るものは設置の技術」をモットーとする彼らと利益が一致して、カスタムインストーラーはここまで隆盛を極めたのだ。

CEDIA EXPOは、したがってかなりクローズドな催しであり、日本のオーディオショーのような一般客はごくまれである。そうしたショーの性格を反映しているのが、専門的なセミナーの圧倒的な量と充実振りである(大橋伸太郎)。