三洋、ホームシアター用液晶プロジェクターを発売

2002年09月12日
本日の発表会では新製品「LP-Z1」のデモンストレーションも行われた
●三洋電機(株)は同社のホームシアター用液晶プロジェクターの製品ラインナップに、エントリークラスの新製品「LP-Z1」を加えると発表した。本製品の発売日は10月21日、販売価格は25万円となる。同社は本製品の開発において、自らがリードするデータプロジェクター業界において蓄積してきたノウハウを一時リセットし、ホームユース専用機を一から設計し、今回の製品化に至ったという。それだけに見所の多い製品が本日発表されたのである。

本製品はエントリークラスの液晶プロジェクターとしてはクラス最高レベルとなる、様々な特筆すべきパフォーマンスを備える。はじめにその高精細画質について、約157万画素(964x544画素x3枚)の16:9高精細ワイド液晶パネルが搭載され、高精細大画面を実現した。ハイビジョン画像(1080i/720p)との相性にも優れる。また本製品には同社が新たに開発したホームユース専用光学系が搭載され、再生映像の色純度が格段に高められたほか、ハイコントラストオプティカルシステムの搭載により、800:1の高コントラスト比を実現し、黒の再現力もいっそう豊かになった。

レンズ側には上下左右レンズシフト機能とよばれるダイヤルを装備している。こちらはプロジェクターを動かすことなく、レンズの向きを上下左右に動かすことにより、適切な画面位置を調節できるというものだ。こちらは光学式であるため、画質劣化に結びつかないという点において大変便利な機能であり、現在のところホームシアター用プロジェクター製品には初めて搭載されるユニークな機能だ。同じく本製品に搭載されるデジタルキーストーン調節機能とあわせ、楽に画面調整ができる。

また本製品においては約3mの投射距離で100インチの画面サイズが得られるという、新開発の短焦点レンズが搭載された。これにより、小さい部屋でも大画面で映画を楽しむことができ、生活空間の有効活用が期待できる。そのほかにも、本製品では同社が独自に研究を重ねた結果、映写時の排気ファン回転音を最低28dBAまで抑える「ファン回転リニアコントロール技術」が新たに開発・採用された。

最後に本製品のユニークなデザインについて触れておこう。同社のプロダクトデザイン・チームが既存のプロジェクターにおけるデザインの先入観をゼロに戻した上で再構築したという、力のこもったデザインに仕上がっている。オーディオ・ビジュアル製品の既成概念をブレイクする、流れるようなフォルム。本体カラーにはつや消しブラックを採用し、高級感のあるたたずまいだ(カラーバリエーションとして"エレガンスブルー"モデルが限定500台にて販売される)。前面にはスライドモーションドアを装備し、鑑賞時以外はこちらのドアを閉じることにより、部屋のインテリアにもさりげなく溶け込める効果があるだけでなく、レンズ部分を保護できるという機能性も追求されている。

同クラスの製品の中にあって、本製品の性能、扱いやすさ、デザインのユニークさと魅力的な付加価値を多分に備える製品の登場である。
(Phile-web編集部)
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  • ブランドSANYO
  • 型番LP-Z1
  • 発売日10月21日
  • 価格\250,000
【SPEC】
●方式:3原色液晶シャッター投映方式
●光学系:ダイクロイックミラー分離/プリズム合成方式
●液晶パネル:[サイズ]0.7型×3枚、アスペクト比16:9 [駆動方式]ポリシリコンTFTアクティブマトリクス [画素数]524,416画素(964×544)×3枚、総画素1,573,248 [配列]ストライプ
●投映レンズ:手動ズーム(1〜1.2倍)、f=21.2〜25.4mm、F2.03〜F2.34
●光源:130W UHPランプ
●画面サイズ(投映距離):最小30型〜最大200型(約1.1〜約6.0m)
●色再現性:フルカラー(1677万色)
●明るさ:700ANSIルーメン(ブライトモード時)
●コントラスト比(全白/全黒):800:1
●騒音:28dBA(シアターブラックモード時)
●表示可能解像度:(RGB信号入力時) 640×480〜1280×1024ドット
●コンピューター入力:映像/ミニD-Sub15ピン×1
●ビデオ入力:コンポーネント入力(RCA端子×3)、Sビデオ入力(S端子×1)、コンポジット入力(RCA端子×1)
●消費電力:ブライトモード時/210W、シアターブラックモード時/180W、待機時/12W
●外形寸法(突起物含まず):333Wx108.5H x246.5Dmm
●質量:3.4kg

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