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松下、DVD-Multi規格およびCD記録再生を実現した、DVDマルチ光ディスクドライブ用チップを開発

公開日 2002/09/11 18:17
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DVDマルチ光ディスクドライブ用チップセット「AN22110A」
●松下電器産業(株)は、DVD−Multi規格およびCD記録再生に必要な光ディスクドライブ用チップセットの開発を発表した。DVDフォーラムで規格として認められているDVD−RAM、DVD−R、DVD−RW、DVD−ROMの全てのフォーマットを「読み取り」または「書き込み/読み取り」ができるドライブをDVDマルチ光ディスクドライブという。DVD−Multi規格は各ドライブの互換性を確保するための規格で、互換性テストをパスしたドライブがDVDマルチ光ディスクドライブとして認定される。

本チップセットは、サーボ制御やレーザパワー制御などのアナログ処理を1チップ化したフロントエンドプロセッサと、デジタルリードチャネルやエラー訂正などの機能を1チップ化した光ディスクコントローラの2チップで構成される。DVDおよびCDのすべての記録フォーマットに対応し、DVD−RAM 4倍、DVD−R/RW 4倍、CD−R/RW 24/16倍の高倍速記録が可能。 高倍速時にも安定した再生を実現しDVD−ROM16倍、CD−ROM48倍の高倍速再生を可能にする。また、ほとんどの光ピックアップに対応する。

同社は本チップセットを用いることにより、業界最高水準の記録性能と再生速度をもつDVDマルチ光ディスクドライブを容易に実現できるとしている。DVD規格の今後にも大きく影響を与える可能性を持つ製品として注目される。同社は今月から本製品のサンプル出荷を開始する。

(Phile-web編集部)

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