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松下、秒間24コマの撮影を可能にした業務用DVカメラを発売

公開日 2002/09/04 19:03
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AG-DVX100
●松下電器産業(株)はミニDVカセットに世界で初めて、フィルムカメラのように秒間24コマの撮影を可能にした業務用DVカメラレコーダー「AG-DVX100」を発売する。発売日は10月10日、価格はオープンだが、同社のECサイト・パナセンスでの販売価格は50万円前後(専用マイクロフォンなどを全て同梱)を予定しているということだ。

本機はビデオジャーナリストやプロカメラマンなどへの業務用と併せ、自主映画制作を楽しむユーザー層まで幅広いターゲットを狙った製品である。本機の最大の特徴は1/3型3CCDカメラクラスでは世界初となる、24P(24コマ/秒)撮影に対応したところである。これにより24コマ/秒で撮影される映画フィルムと同じ動き、質感の映像が撮影できる。ほかにも30P(30コマ/秒)のフレーム動画、通常ビデオカメラモードの60i(フィールド60コマ/秒)の撮影モードを選択できる。

24Pで撮影した映像はテープ上に2:3プルダウン(24Pモード)、または2:3:3:2プルダウン(24Pアドバンスモード)に変換され、一般テレビ方式と同じ60iとして記録する。このため、一般のDVデッキでの再生やモニターでの視聴、DV編集システムでの編集・加工ができるのだ。

本機ではさらに、新開発の高画質41万画素・高感度1/3型プログレッシブCCDとワイド画角重視(F32.5)ライカディコマーレンズを搭載。プログレッシブ駆動により、垂直方向の解像度が美しい静止画記録や、映画と童謡のフレーム完結した動画映像が撮影可能になった。また、業務用レンズと同様のカム式マニュアルズームレバーや、大口径のカラー電子ビューファインダーを採用し、放送業務用カメラレコーダーに並ぶ高い操作性を受け継いでいる。IEEE1394端子を装備し、DV機器やPC(ノンリニア編集システム)と接続して、デジタルA/Vデータを入出力することが可能だ。

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドPanasonic
  • 型番AG-DVX100
  • 発売日10月10日
  • 価格\OPEN(パナセンス価格50万円前後[オプション同梱])
【SPEC】
●撮像素子:1/3型IT-CCDx3
●画素数:総画素41万画素、有効画素38万画素
●レンズ:ライカディコマー光学式手ぶれ補正レンズ、電動/カム式マニュアル10倍ズーム、フィルター径72mm
●記録フォーマット:DV方式
●使用テープ:6.35mm幅MEテープ(ミニDVカセット)
●入出力端子:IEEE1394 4Px1、RCAピンx1、Sビデオx1、MIC IN、オーディオ(IN/OUT)RCAピンx2、PHONES
●消費電力:6.8W(EVF使用時)、7.8W(LCD使用時)
●質量:1.65kg(本体のみ)、約1.9kg(オペレート時)