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サイトウ・キネン・フェスティバル松本が「光ネットライブコンサート」の実験を公開実施

公開日 2002/08/19 17:37
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●小澤征爾氏が総監督をつとめるサイトウ・キネン・フェスティバル松本は、本年のフェスティバルにおいて、オリンパス光学工業(株)、日本電信電話(株)、日本ビクター(株)と共同で、最先端の技術を駆使した「光ネットライブコンサート」の実験を行う旨を発表した。今回の試みは、遠隔地でも臨場感あふれるコンサートを気軽に楽しもうとするものであり、先端技術と融合したクラシックコンサートの模様がライブ中継される、国内の試みとなる。この度は、一般の観覧者、ならびに関係者限定の技術評価実験が下記の如く並行して実施される。

【実験内容】
サイトウ・キネン・オーケストラ コンサート実況生中継
 ・演奏曲目: ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」(指揮:小澤征爾)
 ・長野県松本市で開催される「2002サイトウ・キネン・フェスティバル松本」のコンサート模様を、最先端の映像機器と光ネットワークを組み合わせ生中継する。

【一般公開実験】
■日時:2002年9月7日(土) 午後7時より
■会場:東京 台場パレットタウン
■概要:屋外(パレットプラザ)に大画面(400インチクラス)のスクリーンを設置。(無料公開)

【関係者限定実験】
■日時:2002年9月7日(土) 午後7時より
■会場:NTT武蔵野研究開発センタ
■概要:あらかじめ評価依頼が通知されている参加関係者により、800万画素超高精細映像を公開。

【実験方法】
(1)コンサートの模様を忠実に再現すべく「800万画素超高精細デジタル動画カメラ」で撮影した映像を、
(2)会場間を超高速・大容量で結ぶ「光ネットワーク」を活用して、音声と共にデータ送信し
(3)遠隔会場で、そのライブ映像を臨場感もって再現する「800万画素超高精細プロジェクタ」により大画面に投影、先端IT技術を駆使し、あたかも演奏会場にいるかのような臨場感を評価

今回提供される800万画素超高精細デジタル動画カメラ技術は、オリンパス光学工業で技術発表された、HDTVの約4倍の出力画素数で、毎秒30コマのリアルタイム撮影・記録が可能な超高精細デジタル動画カメラである。その高度な技術の可能性をぜひ体験してみよう。

【共同実験全般に関する問合せ先】
サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会事務局:0263-39-0001

【パレットタウンでの一般公開実験に関するお問合せ先】
HIKARIネットライブ共同実験実行委員会事務局:03-5437-7048
(受付: 8/22〜<平日のみ> 10:00-17:00)


(Phile-web編集部)

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