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松下、画質をさらに向上させたBS・110度CS対応“T”3機種を発売

2002/08/08
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写真は36型のTH-36D30
●松下電器産業(株)は、BS・110度CSデジタルハイビジョンテレビ「デジタルT<タウ>」シリーズ3機種を9月1日より発売する。

型番と価格は以下の通り。
・36型「TH-36D30」¥360,000
・32型「TH-32D30」¥300,000
・28型「TH-28D30」¥240,000

36型・32型には「オールフォーカス・チューブ」を、28型には「T<タウ>フラットハイビジョン管」を採用した。ちなみに「オールフォーカス・チューブ」とはブラウン管の愛称名で、8月1日より発売中のプログレッシブワイドテレビ(TH-36/32FP50)にも採用されているもの。

「オールフォーカス・チューブ」では、シャドウマスクをフラット化し、マスク穴開口部を大きくすることで輝度向上に寄与する同社独自の「スーパースロットテンションマスク」、前面ガラスの光透過率を低くすることでコントラストの向上に寄与する「ディープブラックパネル」(ティントガラス)の採用により、輝度を維持したまま黒の再現性を向上させ、ハイコントラスト映像を実現した。

さらに、従来の「T<タウ>ファインピッチフラットハイビジョン管」と比べて、周辺で約10%マスクピッチを細密化するとともに、「新スーパーOLF電子銃」によりセンターで約10%、周辺で約5%ビームスポット径を縮小。その結果、周辺の解像度を約15%向上させることに成功した。また、電子銃のネック径縮小と高効率角型偏向ヨークの採用により、偏向電力を同社従来品(D20シリーズ)にくらべて約20%低くできたという。

また、全機種でBSデジタルチューナーからのデジタル信号をアナログ信号に変換することなくデジタル信号のまま映像処理を行い、映像出力回路までの全ての過程を広帯域化することで、BSデジタルハイビジョン放送を高画質に表示する。

ブラウン管テレビとして業界で初めて、BS・110度CSデジタル放送だけでなく地上放送にも対応するテレビ番組ガイド(EPG)を採用したのも見逃せない。地上放送のテレビ番組ガイド(G-GUIDE)を搭載することにより、BS・110度CSデジタル放送を含め、受信できる全ての放送の番組表を表示することが可能。さらに番組表では5チャンネル分の番組スケジュールを表示でき、一覧性を向上させました。ジャンル別番組検索や録画予約もEPGから行える。

デザインも一新し、フロントベゼルが醸し出すクリスタル感と、両サイドのピラーのメタル感とのコンビネーションが特徴となる。(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドPANASONIC
  • 型番上記参照
  • 発売日9月1日
  • 価格上記参照
【SPEC】
<TH-36D20>●ブラウン管:オールフォーカス・チューブ ●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV/BSデジタル/110度CSデジタル ●入出力端子:ビデオ入力4、S2映像入力3、D4端子2、i.Link2、ビデオモニター出力1、S2モニター出力1、光デジタル出力1など ●角スロット:SDメモリーカードスロット1、B-CASカードスロット1 ●消費電力:204W ●外形寸法:897W×644H×588Dmm ●質量:79.5kg 
<TH-32D20>●ブラウン管:オールフォーカス・チューブ ●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV/BSデジタル/110度CSデジタル ●入出力端子:ビデオ入力4、S2映像入力3、D4端子2、i.Link2、ビデオモニター出力1、S2モニター出力1、光デジタル出力1など ●角スロット:SDメモリーカードスロット1、B-CASカードスロット1 ●消費電力:204W ●外形寸法:799W×579H×535Dmm ●質量:59.0kg 
<TH-28D20>●ブラウン管:T<タウ>フラットハイビジョン管 ●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV/BSデジタル/110度CSデジタル ●入出力端子:ビデオ入力4、S2映像入力3、D4端子2、i.Link2、ビデオモニター出力1、S2モニター出力1、光デジタル出力1など ●角スロット:SDメモリーカードスロット1、B-CASカードスロット1 ●消費電力:204W ●外形寸法:727W×543H×487Dmm ●質量:47.0kg