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JBLスピーカー及びInfinityスピーカーとの特許権侵害控訴審で、ボーズコーポレーションが勝訴

公開日 2002/07/08 18:02
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●米国ボーズコーポレーションは、2001年12月17日、アメリカ合衆国控訴裁判所が、JBL及びインフィニティシステムコーポレーションに対する特許権侵害控訴裁判においてボーズコーポレーション側に勝訴の判決を下したことを発表した。

この判決は2000年9月の、パティ・B・サリ連邦判事によるアクースティマススピーカーのエンクロージャーに関する特許侵害を認めたマサチューセッツ地方裁判所の判決を全面支持、サリ判事は、JBL及びインフィニティシステムコーポレーションに対し8百万ドル(約10億円)の損害賠償と、今後一切ボーズ特許侵害にあたる製品の販売を禁止した。

ボーズコーポレーションは1998年2月に、ポートノイズの削減に効果をもたらす長円状のポートを持つ低音用スピーカー、アクースティマススピーカーのエンクロージャーに関する特許技術、US特許番号5,714,721(ボーズ特許番号721)を侵害するJBL及びインフィニティシステムコーポレーションを提訴。これに対して2000年9月サリ判事はボーズコーポレーション側の主張を全面的に認め、ボーズコーポレーション勝訴の判決を下したが、これに対してJBL、インフィニティシステムコーポレーション側が判決を不服とし控訴していた。

このUS特許番号5,714,721(ボーズ特許番号721)はボーズコーポレーションの全てのアクースティマスとライフスタイルミュージックシステムに採用されているポート内の空気の流れに伴うポートのイズを削減するための長円状のポートに関するものである。今回の判決では、JBLとインフィニティシステムコーポレーションの50製品において、その特許が侵害されていることが認められることとなった。
(Phile-web編集部)

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