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パイオニア、TDKと共同で「Blu-ray Disc」と互換性の高い追記型ディスクを開発

2002/07/02
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ディスク構造図
●パイオニア(株)とTDK(株)は、両社のメディア技術およびシステム技術を共有し活用することで、従来の書き換え型ディスクに使用されていた金属材料とは異なる新組成の金属材料を記録層に使用し、「Blu-ray Disc」と互換性の高い追記型ディスクを開発した。

「Blu-ray Disc」規格においては、現在書き換え型のみが制定されており、追記型ディスクの規格についてはまだ制定されていなかった。今回パイオニアとTDKは、ディスクの記録膜における設計、評価の情報を共有化することで効率的な開発を行い、新組成の金属材料を記録層に用い、「Blu-ray Disc」と互換性が高く、かつ2倍速記録が可能な追記型ディスクを開発することに成功した。

両社は今回開発した追記型ディスクを「Blu-ray Disc」のファミリー規格として提案して行く考えだ。また今回の技術については、7月7日から11日まで米国ハワイで開催される光ディスクの国際学会『ISOM/ODS2002』で発表されるということだ。

【開発の主な特長】
1. 新組成、新開発による金属材料の記録層
2. 36Mbps/72Mbpsの高速デ−タ記録
3. 25GBの大容量記録が可能


【製品の主な仕様】
●記録容量:23.3 / 25 GB
●レーザー波長:405 nm (青紫色レーザー)
●レンズ開口数:(NA) 0.85
●データ転送レート:36 / 72 Mbps
●ディスク直径:120mm
●ディスク厚 1.2 mm:(光透過保護層厚 0.1 mm)
●トラック方式:グルーブ記録
●トラックピッチ:0.32 μm
●最短ピット長:0.16 / 0.149 μm
●記録面密度:16.8 / 18.0 Gbit/inch2
●記録パワー:4.5〜6.0 mW

(Phile-web編集部)

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