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キヤノン、蛍石レンズを採用した3CCD DVカメラ「XV2」を発売

公開日 2002/06/25 17:13
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ボディカラーはブラック。前作からガラリと印象が変わった
●キヤノンは、蛍石レンズを採用した光学20倍ズーム搭載の3CCDデジタルビデオカメラ“キヤノン デジタルビデオカメラ XV2”を7月中旬に発売する。 価格はオープンだが、28万円前後での販売が予想される。

本機用のアクセサリーキット「AK-620」も同時に発売される。ACアダプターCA-920、電源カプラーDC-920、バッテリーパックBP-915、ショルダーストラップSS-650、8MB SDメモリーカード、PC接続キットを含み、価格は25,000円となっている。

本機は、優れた色収差補正能力をもつ光学20倍の「ビデオLレンズ」を搭載し、望遠時にも色ずれやにじみのないシャープな映像を実現した。「ビデオLレンズ」は、同社のAF一眼レフカメラ「EOS」用交換レンズの高級タイプ「L(Luxury)レンズ」と同様に、光学系に蛍石レンズや低分散レンズなどの特殊硝材を採用している。

CCDは、高感度と高ダイナミックレンジを誇る41万画素(有効画素数:38万)1/4型3CCD方式を採用。画素ずらしにより画素数を実質約1.5倍に高める「倍密度画素配列処理」により、DV規格最高レベルの水平解像度540TV本を達成した。静止画撮影においては、画素数を実質約2倍に高める新開発「4倍密度画素配列処理」により、約168万画素(1,488pixel×1,128pixel)の高精細静止画記録が可能となった。

手ブレ補正には、同社独自のバリアングルプリズムを使った光学式手ブレ補正機構を装備。画像劣化や画角変化が少ないのが特徴となる。

また、パソコンとの親和性を考慮し、DV端子、USB端子、SDカードスロットを装備。「DVコントロール機能」も装備し、DVケーブルで接続したIEEE1394準拠のDV機器を、XV2からコントロールしてシンクロ録画が可能。映像のバックアップや、2台のカメラを使ったシンクロ録画が可能となった。

このほか、3種類の周波数特性の切り替えや、録音入力レベルの左右独立調整ができる「クロスレイアウト・ステレオマイクロホン」の採用をはじめ、同社の上位モデル「XL1S」で採用した様々なマニュアル設定および操作機能の多くを搭載。プロユースにも耐える実力を備えている。(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドCANON
  • 型番XV2
  • 発売日7月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格28万円前後)
【SPEC】●撮像素子:1/4型3CCD(総画素数 約41万、有効画素数 約38万) ●撮影レンズ:4.2〜84mm F1.6(ワイド端)〜2.9(テレ端)(35mm換算:約39.5mm〜790mm)20倍ズームレンズ 10群12枚(蛍石レンズ1枚、非球面レンズ2枚使用) ●手ブレ補正:光学式(バリアングルプリズム式)補正 ●カード記録フォーマット:DCF準拠、Exif2.2準拠、DPOF対応 ●画像圧縮方式:JPEG(ファイン/スタンダードモード) ●消費電力:ビューファインダー使用時…約4.8W(録画中・AF合焦時)、液晶モニター使用時…約5.7W(録画中・AF合焦時) ●外形寸法:118W×136H×306Dmm(微小突起を除く) ●質量:本体…約1,120g