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「デジタルコンテンツの著作権保護技術」NHK放送技術展(7)

公開日 2002/05/17 18:31
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電子透かしを埋め込んだ画像の実演デモ
●本格的なデジタル放送の普及に向けて、完璧な著作権保護技術の開発が求められている。今回展示された「透かし埋め込み技術」は、いわゆるコピープロテクション方式とは異なり、映像や音声信号にあらかじめ埋め込まれた「透かし」情報を調べることで、コンテンツ不正利用者を特定して抑制効果を図る、というもの。

今回開発した電子透かし技術は、複数の著作権情報をそれぞれ方式の異なる電子透かしによって一つの映像に埋め込むもの。電子透かし方式が互いに干渉して埋め込んだ情報を破壊することのないように工夫を凝らしながら、一つの電子透かしが破られてもそれ以外の電子透かしで著作権情報を保護することが出来る、というものだ。

複数の透かし情報を埋め込むことで、映像の劣化を避けられない、とのことだが、実用上は全く問題ないレベルといっていい。

(AVレビュー編集部)

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