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大容量の次世代DVDに世界統一規格が誕生か?

公開日 2002/02/16 21:08
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●現行DVDの約5〜6倍の容量を持つ次世代の光ディスクフォーマットについて、ソニー、松下、東芝、日立、パイオニア、フィリップス、サムソン等の日韓欧の大手電機メーカーが世界規格統一に向け最終調整に入ったと報道された。早ければ週明けに合意する見通し。報道は日本経済新聞社、朝日新聞社(asahi.com)などによる。

各社は、現行DVD(片面4.7GB)と同サイズの12センチの光ディスクに青色レーザーを使い、片面30GB程度の大容量を持つ次世代光ディスク技術を開発中。大容量DVDはBSデジタル放送などのハイビジョン画質での録画も可能で、製品化は2〜3年以内と見られるが、各社の開発方式はまちまちであった。再生方式は統一されているものの、録画ディスクフォーマットはDVD-R、DVD-RW、DVD-RAM、DVD+RWと複数が乱立し、ユーザーの選択を鈍らせる元となっていた。

ディスクや記録フォーマットの統一もさることながら、次世代ディスクが現行フォーマットとの互換性を確保することも重要。ビデオカセットレコーダーの代替候補として名乗りをあげるためにも、各社間の世界統一規格は急務とされていた。

フォーマット策定の公的機関であるDVDフォーラムによる正式な発表が待たれる。(AVレビュー編集部)

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