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松下電器、「創生21計画」の一環としてパナソニック・スピンアップ・ファンドを活用した新会社設立

2002/01/10
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●松下電器産業株式会社は、デジタルコンテンツ配信事業会社『ピーディディ株式会社』と通信・データベース型セルワーク事業会社『デセル株式会社』を2002年1月10日付で設立する。

この2社は、ベンチャー支援制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」(略称:PSUF)を活用した新会社。同制度の第一期募集(2001年1月10日〜2月28日)による1社と第二期募集(2001年5月1日〜6月29日)扱いのアントレプレナー採用制度による1社である。

「パナソニック・スピンアップ・ファンド」とは、2001年度から2003年度までの経営計画「創生21計画」における事業創造加速を目的とし、3年間のファンド資金として当面100億円を準備し松下の事業ドメインに関連する事業分野で同社の経営理念、経営基本方針を逸脱しないものを条件に1件あたり5億円未満の出資をするもの。本制度により松下電器では、「志」を持った起業家の継続的な成長を支援し、将来の株式公開も視野に入れた「本流ビジネス」として育て上げ、松下本体にポジティブな変革をもたらすことを目指しているという。

選定においては、「本体への将来的な貢献度」「社外で取り組む有効性」「事業規模」「独自性と市場性」更には提案者自身の「経営者としての適性」等をポイントとし、事業の質的向上と成功率を高めるために外部機関の支援を得て、事業経営トレーニングを含めたビジネスプランのブラッシュアップやベンチャーキャピタルによる投資価値評価を取り入れた審査が実施された。現在第三期の募集のテーマについても審査が行われているとのことである。(Phile-web編集部)

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