日立マクセル、3mm未満の超薄型リチウムイオン電池を開発

2001年12月06日
RTとは、Rigid Thin(超薄型)の頭文字
●日立マクセル(株)は、新構造のアルミ外装缶を採用し、3mm未満に超薄型化したリチウムイオン電池「RTリチウムイオン電池」を開発した。来春からサンプル出荷する予定。

携帯電話やPDAなどに使用されている角形リチウムイオン電池は、年々薄型化が進んでいるが、従来からの工法による外装缶の製造では、3mm未満の薄型化は難しかった。同社では、新たに高強度アルミと新構造缶の採用により、外装を補強せずに使用できる3mm未満の薄型化を実現した。

主な特長には、ポリマーリチウムイオン電池と同様の外観ながら、凹状に成形したアルミ板と平らなアルミ板とを貼り合せた形状になっていることと、使用するアルミ板も従来より薄肉化しながら剛性を高めた新素材を採用していることが挙げられる。
 
これらの技術により耐衝撃性を高めることに成功し、回路基板など機器内部の衝撃を低減した。また、電極タブ取り出し側のリブにマクセル独自のコンパクトな回路を採用することにより、パック加工する際にトータルサイズを増やすことなく保護回路付き電池とすることができる。

同社では、この超薄型電池を「RTリチウムイオン」と名付け、一層の薄型化が望まれる携帯電話やPDA向けに販売していく。(Phile-web編集部)