ケンウッド、来年放送開始予定のCSデジタル放送に対応したNIMを開発

2001年11月08日
NIM(ネットワーク・インターフェース・モジュール):XBM-103シリーズ
●株式会社ケンウッドは、来年放送開始予定のCS(通信衛星)デジタル放送に対応したNIM(Network Interface Module)を開発、TV受信機メーカー、放送事業者向けOEM供給を、2002年2月より開始する。

今回発売のNIMは、2000年12月に開始されたBSデジタル放送に加え、2001年末より試験放送開始予定の広帯域CSデジタル放送の信号復調に必要な機能をすべて備えたキーパーツで、放送受信には不可欠な部品である。

本製品は新規の中間周波段、ZIF-IC(Zero IF-IC)の採用により、業界最小レベルの低消費電力化と、当社高密度実装技術により更なる小型化を図り業界最小サイズで実現した。(同社従来比:消費電力60%減、体積比20%減)。降雨、降雪時などの低C/N下でも安定した受信特性と優れたBER特性を実現し、出力信号としてトランスポートストリームを出力するもので、デジタル放送対応のセットトップボックスを始めとしてテレビ、VTR、PCボードなど、適用範囲が広い点が特長である。

当初出荷にあたっては、NIMに加え、その評価用ボード、デバイス駆動ソフトを同時供給し、TV受信機メーカーの開発期間短縮に寄与する。デバイス駆動ソフトはリアルタイムOSを始め、Windows にも対応しており、必要な機能は全てソフト内部にて自動処理される。
本件に関する関連パテントについては、20件が登録済、49件を出願中とのことである。

ケンウッドでは、NIMについては、2000年末放送開始となったBSデジタル放送対応の第一世代製品を出荷した実績がある。またデジタル放送関連では、早くから(1990年頃)技術開発に着手し、既に欧州デジタル音声放送(DAB)用カーオーディオ、STB(セット・トップ・ボックス)や関連計測器を商品化している。

国内デジタル放送は、2002年春にCSデジタル放送が本放送を開始、BS、CS等衛星デジタル放送に加え、ケーブル配信によるサービスや2003年末開始予定の地上波によるデジタル放送が開始されることで本格的なデジタル放送時代を迎えることが予想される。今後は、衛星、ケーブル、地上波デジタル放送の各分野において、テレビ放送受信機、ホームAVシステムへの応用展開を視野に入れ、計測機器などを含めた関連機器の商品開発にも積極的に取り組んでいく計画だ。

なお、本製品は11月14日から開催の国際放送機器展 Inter BEE(幕張メッセ)にて出展される予定である。(Phile-web編集部)

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