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GMLのxrcdシリーズにいよいよ新譜登場。ジャケットで挑発する!

2001/10/16
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GMLのxrcdシリーズ新譜「EASY WALKER」。入魂のジャケット
●マスタリングからマニュファクチャリングまでの工程を20bitで貫き、アーティストやエンジニアが意図した音楽のニュアンスを余さず伝えてくれるCD。それが、GMLのxrcdシリーズである。Phile-webでも、http://www.phileweb.com/shop/xrcd-order/index.htmlのページでこのxrcd全シリーズの紹介、販売を行っている。

そしてこのたび、シリーズに待望の新作が加わり、いよいよ10月20日に発売となる。新作、ラリー・フラー・トリオの「EASY WALKER」は、新価格\3,300を実現(これまでのシリーズより\300値下げ)。

そしてこのジャケットを見てほしい。ライナーノーツも手掛けているジャズ評論家の寺島靖国氏のアート・ディレクションにより、シリーズのこれまでの作品からデザインを一新。音楽の濃さと官能をカタチで表現した力作なのだ。この1枚について、寺島氏自らが寄せてくださった熱いメッセージをご紹介しよう。

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「このジャケット、見てどう思います? これ、正直言って賛否両論があると思うんですよ。でも、ジャズのCDジャケットはこんなじゃいけないっていう人に『ほんとうにそう思いますか?』って聞いてみたい」

「僕は、これまであったジャズやポップスのCDジャケットに、すごく不満もってました。アートにこだわりすぎてちっとも中味(音楽)を感じられないって。だから、今回の『EASY WALKER』のお話があったとき、ラリー・フラーの音楽同様、エネルギーに満ちたジャケットにしたかった。その結果が、これなんです」

「世の中、正論が多すぎますよ。こんなのジャズにふさわしくないって、そんな反対を百も承知の、これは挑戦なんです。CDのジャケットは『顔』です。初めて異性に出会ったときと同じ、顔はとっても大事なんです。CDジャケットの『顔』は、手許に置いてずっと眺めていたくなるような、そんなものであるべきだと思います。このジャケット、ずっと眺めていたくなりませんか?」

「この『顔』は中味を語ってます。音楽の力強さをね。ベースラインの太々しさが、女性のヒップラインで表現されている感じ。どうです? 聴きたくなってきたでしょう!」
(寺島靖国 談)
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このジャケットが表現するパワーと官能は、そっくり中味の音楽で実感することができる。「これこそがジャズである」と寺島氏が言い切る1曲目の「イージー・ウォーカー」を皮切りに、ラリー・フラー・トリオの世界を堪能できるこの1枚。コレクションに、ぜひ。(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドGML
  • 型番「EASY WALKER」GML-xrcd-30421
  • 発売日2001年10月20日
  • 価格\3,300(税別)
<曲目>
1 Groove Yard(5:30)
2 In Like Flynn(3:26)
3 Hymne a L'Amour(3:32)
4 Ray's Idea(4:02)
5 Easy Walker(6:28)
6 Caravan (4:21)
7 Compassion (6:15)
8 Honey Suckle Rose(8:03)
9 Consider (6:35)
10 Candy's Blues(6:17)
<演奏者>
piano: Larry Fuller
bass: Ray Brown
drums: Jeff Hamilton