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<CEATECレポート>epブースでは110°CS放送のコンテンツが体験できる

2001/10/03
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<左>ズラリと並んだeSTBの試作機 <右>コンテンツのデモが多数展示されている
●今秋スタートの予定が、来年3月へとずれ込んだ110°CSデジタル放送。BSデジタルと同じ方角に衛星があるのでチューナーを共用化でき、BSデジタルからさらに進化したデータ放送や双方向機能が実現される。「衛星を使ったデジタル放送の本命」という声も高い新サービスだ。

その110°CS放送と切っても切り離せないのが、「ep」という会社。BSデジタルとCSデジタルを一体化し、さらにハードディスクを内蔵した「eSTB」という機器をテレビにつなぎ、epに会員登録すると、データ放送やショッピング、eメールなどが楽しめるようになる。

ハードディスクはプロバイダーエリアとユーザーエリアに分けられる。容量は、現状では40GBが標準とされており、そのうち20GBがプロバイダーエリア、あとの20GBがユーザーエリアとなる。プロバイダーエリアには、放送事業者が提供する様々なデータが自動的に蓄積される。ユーザーエリアには、ハードディスクレコーダーのように、ユーザーが指定した番組の映像/音声情報を記録することができる。

epブースには、各メーカーが開発中のeSTBが展示されている。制御するためのソフトウェア開発はほぼ終了し、それに沿って各メーカーが開発を続けている最中だ、という。松下電器、東芝、日立、シャープといったメーカーの開発は、かなりの段階まで進んでいるとのことだ。

eSTBの価格は、10万円から15万円程度となりそうだ。また、HDDのユーザーエリアである20GBという容量には「もう少しあった方がいいのでは」という声もあり、再検討しているとのこと。

ブース内では、110°CS放送のコンテンツのデモも行われており、それぞれのサービスを心ゆくまで堪能できる。(Phile-web編集部)

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