シャープからデータプロジェクター２機種が新発売

●シャープは、ますます拡大するビジュアルプレゼンテーション市場向けに、Ａ５ファイルサイズのコンパクト設計ながらマイクロポータブルクラス最高の１１００ANSIルーメンの高輝度を実現したデータプロジェクター＜ＰＧ−Ｍ１５ＸＪ＞、＜ＰＧ−Ｍ１５ＳＪ＞の２機種を発売する。

パソコンデータなどのデジタル信号をダイレクトに映像化する、先進のＤＬＰ方式を採用し、アタッシュケースにも入る＜厚さ５cm、容積２リットル、質量１.６kg＞の小型・軽量設計。また会議室や学校教室など、明るい場所でも使用可能な高輝度１１００ANSIルーメンを実現。
パソコンと一緒に手軽に持ち運べるモバイルサイズと使用シーンが広がる高輝度を両立したデータプロジェクターとして提案し、プロジェクター市場の更なる拡大を図る。

主な特長は次のとおり。

表示方式にＤＬＰ方式を採用し、本体幅２２５mm×高さ５０mm×奥行１７６mmのＡ５ファイルサイズを実現。持ち運びだけでなく、設置／収納も手軽にできる。また、質量も１.６kgの軽量設計となっている。本体キャビネットには軽量で丈夫なマグネシウム合金を採用。パソコンなどと一緒に持ち運んでモバイルプレゼンテーションとしても活用できる。

新開発の光学メカと１３０ＷのＨＩＤランプ採用により、クラス最高の高輝度１１００ANSIルーメンを実現、またコントラスト比も５００：１を達成し、隅々まで明るく鮮明な映像を再生する。学校教室で使用する際でも、カーテンを閉めたり照明を落とすことなく、明るい環境下で使用できる。

ビデオ映像も高画質再生できるように、映像ソースに合わせ３モードのガンマ特性切換機能を搭載した。高コントラストと色再現性を重視した「標準モード」、テレビ放送など明るい部屋での視聴に適した「ガンマ１」、映画などコントラストとギラツキを押さえ、しっとりした映像を再現する「ガンマ２」と、リモコンでワンタッチ選択するだけで、映像ソースにあわせた最適画像を投映する。

データ機であるにもかかわらず、再生する映像に合わせ、色温度の選択が可能。プレゼンテーションに適した「高」と、映画を見るのに適した「低」の２段階選択が可能である。

信号劣化の少ないデジタル接続が可能なＤＶＩ端子を装備。ＤＶＩ／Ｄ−Ｓｕｂ変換アダプターも同梱し幅広い入力対応を実現した。

小型・軽量の持ち運びに便利なモバイルプロジェクターでは、手軽で簡単な設置が求められるが、ズームレンズ装備により、設置後の微調整が簡単に行える。また、パソコンやＶＴＲなど、接続した機器の信号を感知し、自動的に適切な入力に切り換えできる。入力源が複数接続されている場合は、入力切換ボタンにより信号が入力されているモードだけを選択できるスグレモノ。ＳＸＧＡ(1280×1024)モードまで入力可能、滑らかな情報欠けのない圧縮表示する。なお、＜ＰＧ−Ｍ１５ＸＪ＞はＸＧＡ (1024×768)リアル表示タイプ、＜ＰＧ−Ｍ１５ＳＪ＞はＳＶＧＡ(800×600)リアル表示タイプ。

スクリーンに対する投影角度により歪んだ画像でも、デジタル処理によりジャギー(ギ ザギザ感)を低減するとともに、アスペクト比補正を行い、自然な画像で再現する。

会議時など、視聴の妨げになる冷却ファンの風切り音を38dBまで低減した。