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東芝、業界初SMI光コネクタ仕様の新型トスリンクを開発

2001/07/13
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<左>光コネクター <右>トスリンク「TODX2402」
●(株)東芝は、デジタル家電機器間の高速データ通信を行う光トランシーバー「トスリンク」の新製品として、業界最速250Mbpsでの高速伝送が可能な「TODX2402」を製品化する。 8月からサンプル出荷を行ない、10月から量産を開始する。

新製品は、昨年9月に松下電器産業、ソニーなど28社の賛同を得て仕様が制定されたプラスチック光ファイバー(POF)用光コネクタであるSMI型(Small Multimedia Interface)光コネクタに業界で初めて対応した製品。 SMI型光コネクタと組み合わせて使用することでパソコン、デジタルビデオカメラ、デジタルCS/BSチューナーなど、デジタル機器間のネットワークを容易に構築することができる。

新製品は、今月16日から幕張メッセで開催される「インタオプト2001」に出展される。展示会では、複数のカメラを使ったマルチ画像伝送のデモンストレーションを行なうなど、新規用途を提案する。

業界最高の伝送速度250Mbpsでの伝送が可能なため、IEEE1394のS200信号にも対応でき、パソコンやS200信号が標準となっているデジタルビデオカメラ、デジタルCS/BSチューナなどのインタフェースに使用することにより、ノイズフリーなIEEE1394の長距離化が可能になる。

伝送速度250Mbpsで20mまでの全二重光通信ができ、また、伝送速度を125Mbpsとすることにより、50mまでの長距離通信が可能になる。

パソコンなどと違い、デジタル家電では機器と機器との距離が長くなりがちだが、20mもの伝送能力があれば、ほとんどの用途に対応できるはずだ。この製品が搭載されたデジタル家電機器の登場を楽しみに待ちたい。(Phile-web編集部)

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