マクセル、録画用DVD-RAMディスク4品種を順次発売し、ラインアップ拡充

●日立マクセル株式会社は、書き換え型4.7GB DVD-RAM規格(ver.2)に準拠し、高品質な映像で録画可能な録画用DVD-RAMディスク3品種とデータ用DVD-RAMディスク１品種を、新たにDVD-RAMディスクシリーズのラインアップに加え、7月25日から順次発売を開始する。

マクセルでは2000年7月に4.7GB規格に準拠した、録画用とデータ用の書き換え型第2世代DVD-RAMディスクの発売を開始したが、本格的なDVD-RAMレコーダーやドライブが本格的に普及し始める中、新製品をラインナップすることになった。

録画用では標準モードで2時間の高品質録画が可能な片面4.7GBのDVD-RAMディスク(カートリッジなし)と同仕様の5枚パック品、標準モードで4時間の長時間録画が可能にした両面9.4GB(片面4.7GB)のDVD-RAMディスク(カートリッジ入り)の計3品種、データ用では片面4.7GBのDVD-RAMディスク(カートリッジ入り)3枚パックの1品種である。

DVD-RAMディスクシリーズは、高精度なマスタリング技術とスタンパー技術、相変化記録膜の熱設計の最適化により、トラック密度と線記録密度を向上させ、片面4.7GB(標準モード2時間)/両面9.4GB(標準モード4時間)の大容量を実現。

ランダムアクセス可能なフォーマットを採用することにより、最大22.16Mｂｐｓ(ビット/秒)の高速転送レートを実現。大容量の記録データの取り扱いを快適にする。また、C/N比を高めた低エラーディスクとディフェクトマネージメント方式の採用と相変化記録膜の最適化によって、10万回(マクセル標準試験による)におよぶ書き換え耐久性と実現している。
　
録画用片面4.7GBのDVD-RAMディスク(DRM-V47)は、ディスクタイプ(カートリッジなし)なので、録画した映像情報がDVD-RAMに対応したDVDプレーヤーなどでの再生が可能。また、ディスク記録面には特殊オーバーコートをコーティングし、チリ、埃の影響によるディスクへのダメージに強く、取り扱い時において高い安全性を確保した。

両面9.4GB(片面4.7GB)のDVD-RAMディスク(DRM-V94R)では、カートリッジ中のディスクが取り出せる両面用カートリッジ「TYPE4」を採用。高精度カートリッジが指紋や傷などからディスクを保護する。また、カートリッジの中のディスクを取り出して、DVD-RAMに対応したDVDプレーヤーなどで録画した映像の再生が可能となる。

そして最後に録画用DVD-RAMディスク(DRM-V47，DRM-V94R)では、「著作権保護技術」であるCPRM(Content Protection for Recordable Media)技術に対応。1回コピーが許可された録画回数制限のある映像を録できる。また、録画用ディスクはフォーマット済みなので、すぐに録画に使用できる。(AV REVIEW編集部)