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トイデジカメ、Che-ez G2インプレッション(前編)

公開日 2001/06/29 18:03
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アクアな雰囲気のボディデザイン。夏本番を目前に人気はうなぎのぼり
●エヌエイチ・ジャパンホールディングから発売されている注目の新製品Che-ez G2を試してみた。

今年100万台の出荷が見込まれ、盛り上がるトイデジカメの中にあって、好調なセールスを記録してきた同社のチーズシリーズ。斬新なデザインと、他社よりも1歩進んだスペックは多くのユーザーの物欲を刺激してきた。

今回登場したChe-ez G2もそんなヒットする要素を最大限詰め込んだ戦略製品。

CMOSセンサー30万画素、出力解像度130万画素と高画素化を図りながら、PCカメラやWebカメラ機能を搭載し、動画や静止画の撮影も可能とした。さらに、スマートメディアスロットやビデオ出力までを搭載し、より一層向上した使い勝手も魅力だ。

特に、スマートメディアスロットの搭載はトイデジカメユーザーをさらに増やす付加価値となりそうだ。これまでは、電池を入れ替えるたびに画像データが消えてしまっていたが、スマートメディア(別売り)に書き込めるようにしたことで、うっかり画像を消してしまうという心配がなくなった。

まずは、パッケージ内容から。単4アルカリ乾電池3本のほかに、ストラップ、カメラスタンド、ビデオケーブル、USBケーブルなどが揃えられ、とても充実している。買ったすぐその場から使える親切パッケージ!と言いたいところだが、説明書が付属されているソフトの中に入っているため、買ったすぐその場から使えるといった気軽さは残念ながら実現されていない。

サイズは115(W)×77(H)×40(D)と手のひらにスッポリと収まる大きさで、パソコンのマウスを思わせる形状。ただ、もう少し小さくして欲しかった。通常のデジカメでキヤノンIXYDIGITALなどコンパクトモデルが続々と登場しているため、Che-ez G2のサイズではトイデジカメならではのセールスポイントは謳えない。

液晶画面やズームレンズが搭載されていない分だけ、もっと小さくできるはず。そんな不満を抱くユーザーも少なくないのでは。

パソコンとの接続にはUSB。画像のアップロードには専用のChe-ez!managerというソフトを使う。しかし、このソフトは単に画像データをパソコンへ転送するだけのもの。通常のデジタルカメラに付属されているソフトとは異なり、ビューワー機能などは搭載されていない。

しかし、画像データを加工するソフトは豊富で、4つも付属されている。らくがきなどの加工や合成写真、さらには多彩なフレームを組み合わせステッカーなどが作れるソフトのほか、撮影した画像を組み合わせ動画にしてしまうソフトなどは、商品の魅力をさらに惹き立てるに違いない。

操作系のボタンはシャッターボタンを除くと3つ。背面の左側に縦並びで3つのボタンが設置されている。上からモード選択ボタン、モード確定ボタン、電源オン/オフボタン。モード選択ボタンではボタンを押すごとに、撮影モード→ストロボモード→TVモード→消去モードと切り替わる。ボタンの大きさはすべて直径4oで、非常に小さく、女性向き?電池を入れるスペースが背面のほぼ半分を占めてしまうため、このボタンの大きさや配置は致し方ないところか。<操作感や画像におけるインプレッションは7月2日(月)へ>(Senka21編集部)




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