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NEBAトップゼミで松下電器社長中村氏らが講演

2001/04/19
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講演を行う松下電器中村社長(左)、野村総研新井部長(中)、デジタルハリウッド杉山社長(右)
●日本電気大型店協会(NEBA)は 本日の定例記者会見に引き続き、NEBA創立30周年を記念して、会員を対象とした第68回トップゼミを開催した。これは 、今の時代とその最先端の経済状況をつかみ、大きな変革期への対応を図るという目的のもと、「変革と創造」をテーマに3名の講師を招いて行われたものである。

最初に行われたのは、松下電器産業(株)代表取締役社長 中村邦夫氏による特別講演。“我が社の経営戦略「超製造業への挑戦」”というテーマで、21世紀の特徴であるIT、企業のグローバル化、eビジネスといったキーワードについての認識を明らかにした上で、21世紀を生き抜くための企業の在り方、そして松下電器の超製造業としての具体策といった内容が語られた。

次は(株)野村総合研究所 情報通信コンサルティング二部長 新井靖彦氏による経営講座。“IT革命の現状と未来”というテーマで、IT技術革新の方向と、今後のIT市場をにらんだ家電量販店の課題を説いたものである。

最後は、ゲームソフトなど最先端のデジタルクリエイターを多数輩出している(株)デジタルハリウッド 代表取締役社長/学校長 杉山知之氏による経営講座。“デジタル情報家電の近未来と日本の再生”をテーマに、コンピューターが担ったデジタルメディアの過去と未来、そして高齢化現象をふまえた今後の日本におけるデジタル分野の可能性といった内容が語られた。

家電、情報通信、デジタルクリエイトのトップを招いての講演は、非常に密度の高いものであり、NEBAの今後の活動の指針となる内容であった。新会長岡嶋氏はじめ新役員が揃ったNEBAの今後の「変革と創造」に大いに役立つものとなるに違いない。(Phile-web編集部)

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