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パイオニア、「DVR-2000」ビデオモード録画ディスクの再生互換性リストを掲載中

2001/04/02
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●パイオニア(株)は、同社のDVD-R/RWレコーダー「DVR-2000」でビデオモード録画をしたディスクの、既存DVDプレーヤーの再生互換性について、現段階で判明した状況をまとめ、WEB上にて公開した。

同社では、DVR−2000のカタログ、広告などで、他のDVDプレーヤーで再生可能との表現をしておりますが、同時に再生できないプレーヤーがあることも記載している。だが、ユーザーより説明不足との指摘があり、今回の発表はそれを補足するものだ。

同社によると、DVD−R/RWは物理的にDVD−ROM(ビデオ)と極めて親和性が高く、再生互換性を取りやすいフォーマットだが、物理規格(R:Ver2.0/RW:Ver1.1)、アプリケーション規格(ビデオモードによる記録)はともに、2000年に承認された新しい規格であるため、以下の事由等でR/RWディスクの再生をしない(サポートしない)プレーヤが存在する。


《記録メディアであることを識別した時点で再生を行わない場合(R/RW)》
(Rは再生するものと、R/RWとも再生しない機種がある)
*ROM以外のコードが認識された時点で、未知のメディア
 として再生しない。
*R/RWを認識するが、動作検証等がされていないことを
 理由に再生しない。

《記録メディア識別に関係無く再生モードには移行するが、結果として再生しない場合(RW)》
*RWの反射率はROMの2層ディスクと同一の為、2層ディスク
 と判断して再生しようとするが、実際は1層のディスクであり、
 論理矛盾等が生じ再生しない。
*上記とは逆に1層の設定(回路利得等)で再生を行おうとするが、
 反射率が低く再生が不安定になってしまう。

このようにR/RWにビデオモードで記録したディスク(ファイナライズ後)の再生が可能か否かは、個々のプレーヤーの製品設計時点の考え方に左右されている。過去の機種であっても、反射率等によって回路利得等が最適化され、アプリケーション(ビデオ規格)にしたがって再生モードに移行するものは、結果として再生可能となっている。

同社が確認した再生互換機リストについては、下記リンクを参照のこと。(Phile-web編集部)

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