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三洋電機製品をリサイクル処理するプラントが姫路に完成

公開日 2001/03/26 15:21
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●4月より施行される家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)への、メーカー各社の取り組みが活発化している。

三洋電機の発表によると、同社は株式会社アール・ビー・エヌ(姫路市)、株式会社タクマ(大阪市)と協力して、製品のリサイクルをすすめていく。4月より稼働を開始するアール・ビー・エヌ社のプラントは、受け入れた使用済み家電製品を貯留する貯留ヤード、手分解の代わりに大き目に破砕する粗破砕機、粗破砕後さらに細かく破砕する細破砕機、破砕後に磁性物や非鉄、プラスチックに選別する設備、廃プラスチックの破砕施設、固形燃料化設備、フロン回収設備などから構成されている。

同プラントのリサイクル処理プロセスの特長は、分解工程の人手をかけず選別も容易にするための「粗破砕機」の導入だ。「粗破砕機」により簡易分解した後、モーター、コンプレッサ、熱交換器などを有姿のまま回収する。この機械の導入によりローコストで高度なリサイクルが達成できるという。その他の物は細破砕して、磁性物、非鉄、プラスチック等を磁力選別・風力選別などにより回収し、再商品化率を上げていくという。(Phile-web編集部)


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