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ソニー、モバイル機器むけ著作権管理技術「OpenMG Light」を開発

2001/03/21
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●ソニーは、ネットワークインフラの進展や携帯電話やPDAなどのモバイル機器の多機能化に対応するため、モバイル機器向けのデジタルコンテンツ著作権管理・配信システム 「OpenMG Light(呼称:オープンエムジー ライト)」を開発した。今後さらに多様化するデジタルコンテンツの配信ビジネスに柔軟に対応できる技術として、通信事業者、音楽レーベルや関連する業界、企業に積極的に提案していく構えだ。

本システムは、サーバ/クライアント型の著作権管理・配信システム。 パソコン内の音楽データの著作権保護技術として実績のある「OpenMG」の機能を、デジタルコンテンツを配信するサーバ側システム 「OpenMG Lightサーバシステム」と、コンテンツをダウンロードして記録・再生するモバイル機器側の ソフトウェア「OpenMG Lightクライアント」に分担させることにより、著作権の管理、配信を行う。

システム全体として「OpenMG」と同等の信頼性の高い著作権管理を実現しながら、 「OpenMG Lightクライアントソフトウェア」のプログラム規模を小さくして処理量を少なくすることにより、携帯電話やPDAなど小型で構成上制約の多いモバイル機器への著作権保護技術の組み込みを容易にするとともに、消費電力の抑制を可能にしたのが特長だ。

一方、デジタルコンテンツの配信を行う「OpenMG Lightサーバシステム」には、サービスの追加や変更が容易な自由度の高いアーキテクチャーが採用されている。これにより、既存の課金システムや配信システムとの混成が可能となっている。また、多数のクライアントからの同時アクセスが予想されるサービスにも適用することができる。さらに、モバイル環境を考慮した機能として、コンテンツのダウンロード中の通信切断に対応して配信を途中から再開する機能(いわゆるリジューム機能)なども装備されている。(Phile-web編集部)


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