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STLCD、低温ポリシリコンTFT液晶製造に750億円規模の設備投資

2001/03/08
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●ソニー(株)と(株)豊田自動織機製作所の合弁企業であるエスティ・エルシーディ(株)は、拡大する低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ需要に対応するため、750億円規模の設備投資を行い、生産設備の増強を図る。これに伴い、ソニーと豊田自動織機はSTLCDに対し、合計200億円の追加出資を行う。

STLCDは、低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイの生産を行うため、1997年10月にソニーと豊田自動織機の合弁企業として、愛知県知多郡東浦町に設立された。1999年4月の量産開始以来、需要の拡大にあわせて順次生産能力を増強、現在、小型ディスプレイを中心にフル生産中だ。今後増加するカラー液晶を搭載した携帯電話にも低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイは適しており、需要がさらに高まることが予想される。

STLCDは、本年秋より750億円規模の設備投資を行い、第2期ラインの増設を開始、2002年6月より稼動させる予定としている。これにより、第1期ラインの増強とあわせて、STLCDの生産体制は、現状の月産12,000枚から、 2002年には月産32,000枚(600×720mm基板ベース)になる予定。

これに伴い、2002年1月を目処に、ソニーと豊田自動織機はそれぞれが100億円ずつ、合計200億円の追加出資をSTLCDに対し行う。この結果、STLCDの資本金は、500億円になる予定。(Phile-web編集部)

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