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<Q&A全文掲載>DVD+RWセッション発表会・質疑応答のすべて

公開日 2001/03/05 20:19
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<左>配られた資料は英文表記のみ <右>デモ用のDVD+RWドライブが組み込まれたPC。英語OSだった
●本日、東京・品川のホテルパシフィックで行われた「DVD+RW アジア太平洋セッション」、その発表会で行われた質疑応答の全文を掲載します。

Q:DVD-RW、DVD-RAMとの互換性は?
A:DVD+RWで書き込んだディスクは、DVD-RW、RAMのドライブ/プレーヤーで再生することができる。だが、-RW、RAMのドライブ/プレーヤーで書き込んだディスクを、+RWドライブ/プレーヤーで再生することはできない。

Q:DVD+RWを推進する7C(リコー、三菱化学、フィリップス、ソニー、ヤマハ、トムソン・マルチメディア、ヒューレット・パッカード)は、いつ頃結成されたのか?
A:1995年頃から、CD-RWの標準化のためにこのメンバーで活動してきた。今回のDVD+RWはその活動の延長であると考えていただいて構わない。

Q:DVD+RWの著作権保護機能はどうなる?
A:ハリウッドなどコンテンツ供給会社の意向を汲み、著作権保護機能には最大限の注意を払っていきたい。アナログ入力信号に対してはマクロビジョン方式を採用する予定だ。ウォーターマーク(電子透かし)などデジタルコピープロテクションにも興味はあるが、これは我々が独自に決定できることではない。あくまでコンテンツ供給会社と相談しながら規格を策定していきたい。

Q:DVD+RWは互換性が高いというが、具体的に既存のDVDプレーヤーの何割ぐらいがDVD+RWディスクを再生できるのか?
A:具体的なデータはあるが、事情があって今は公表できない。ただ、最初期のDVDプレーヤーの中にはファームウェアのバージョンの問題で再生不可のものがあるが、それ以外のものなら、ほぼ全てのプレーヤーで再生することができる。

Q:DVD+RWフォーマットはDVDフォーラムに認定されたのか?
A:認定のための活動は行っていたが、最終的に認定されなかった。これからは独立した形でやっていく。

Q:ブランクディスクの価格はどのくらいになるか?
A:非常に難しい質問だ。大まかに言えば、-RW、RAMなど他方式のディスク価格に対して競争力のある価格帯を目指している。

(Phile-web編集部)

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