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シャープら3社が有機EL用TFT基板の生産・販売のための合弁会社設立

公開日 2001/02/22 17:54
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●東北パイオニア株式会社、株式会社半導体エネルギー研究所、シャープ株式会社の3社は、アクティブマトリクス型有機ELディスプレイ用TFT基板の製造・販売を行う合弁会社を設立することで合意した。
 
アクティブマトリクス型有機ELは、有機ELが本来持つ、自発光、既存表示装置であるブラウン管並みの高画質、薄型・軽量などの特徴に加え、動画表示に適した速い応答速度、低電圧・低消費電力駆動などの特徴を持つ次世代ディスプレイとして、今後、新世代の携帯電話や携帯情報端末(PDA)をはじめ、幅広い用途が見込まれている。
 
東北パイオニアの世界で初めて有機ELディスプレイの量産に成功した技術力、半導体エネルギー研究所の保有する有機EL用TFTの基礎技術、シャープの保有する有機EL用TFT基板の応用生産技術をもって、3社が協業することにより、成長が期待される有機ELディスプレイ市場で、強固な事業基盤が構築できることから、回の合意に至ったもの。
 
新会社の概要は次の通り。CGシリコンTFTを用いた有機EL用TFT基板の生産・販売を行って行く。(Phile-web編集部)

<新会社の概要>
・社名 エルディス株式会社(英文表記:ELDis,Inc.)
・社長 小笠原光弘(東北パイオニア株式会社 代表取締役副社長)
・所在地 栃木県下都賀郡都賀町
・資本金 100億円
・設立 2001年3月
・工場規模 157,773m2(敷地)
・操業開始 2002年秋
・初期設備投資 約350億円
・生産規模 月産50万個(2インチパネル換算)

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