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ソニー、メモリースティックタイプのブルートゥースモジュールを開発

2001/01/06
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チューインガムサイズのスティックにワイヤレス機能を集約
●参加企業の多さにも関わらず、なかなか数が増えないブルートゥース関連機器だが、ソニーから将来性豊かな新型モジュールが発表された。

ソニーは、メモリースティック拡張モジュール(仮称)仕様に対応した"Infostick(インフォスティック)"Bluetoothモジュールのプロトタイプを開発し、1月6日より米国ラスベガスにて開催される「2001 International CES」に参考出展する。 

メモリースティック拡張モジュールは、メモリースティックと同じ端子形状と基本仕様を採用し、拡張モジュールに対応した機器のメモリースティックスロットに拡張モジュールを差し込むことで、新たなハードウエア機能を追加することを可能にするもの。

今回開発した“Infostick”Bluetoothモジュールは、Bluetooth技術による無線ネットワークを実現する。プロトタイプでは、Bluetoothのベースバンド信号処理とその制御、メモリースティックインターフェースやメモリーコントローラーなどを1チップ化した新開発LSIを搭載し、RFモジュールやフラッシュメモリ、アンテナやEEPROM(書き換え可能なROM)と合わせて、高密度実装技術を用いて1枚の基板上に実装している。

この“Infostick”Bluetoothモジュールを用いると、拡張モジュールに対応したデジタルカメラやパソコン、テレビなどにモジュールを挿入するだけで、面倒な配線などを行なうことなく素早く、データ交換のための無線ネットワークを構築できる。Bluetooth仕様に基づき、転送距離は約10m、転送レートは1Mbpsとなっている。

今後は、インターネットアクセスやネットワーク設定機能の充実など、“Infostick”の可能性をより広げる研究開発も進める予定という。(Phile-web編集部)

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