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斉藤宏嗣先生を講師に招いた「CD-R PRO-X」試聴会レポート

公開日 2000/10/26 14:49
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音楽用ハイグレードCD-R「PRO-X」
●去る10月13日原宿KEYTONEにて、マクセルが行った「CD-R PRO-X」試聴会。このもようが伝わってきたのでお送りする。

 この会では、斉藤先生のCD-Rに関する講演と、マクセルの新しい音楽用ハイグレードCD-R「PRO-X」の試聴が行われ、関係者が集まった。

 斉藤先生の講演主旨は「音楽用CD-Rメディアの録音、再生音の違いについて」。
なぜデジタル録音であるCD-Rに音の違いがあるかについて、斉藤先生は「アナログは絵、デジタルは写真にたとえられる。写真でも色のきれいなものとそうでないものがあるのと同様だ」と語っている。そしてマクセルの「CD-R PRO-X」については、「従来のCD-Rは必要最低限の構造しか持っていなかったが、マクセルはカセットテープから培ってきたノウハウによって、技術を向上させた。PRO-XはHSバランサー層を設けるなど工夫がこらされている」と評価した。

 CD-R試聴会に使われたシステムはアキュフェーズが中心。CDプレーヤーが「DP-75V」、プリアンプが「C-290V」、パワーアンプが「A-50V」。スピーカーにはJBLの「4344MKII」が組み合わされた。これらのシステムで、マクセルのCD-R、他社製品2種類、試聴曲のマスターCDの4種類を聴き比べた。

 斉藤先生は、「マクセルのPRO-Xは、まんべんなく音が出ていて情報量が多い。均等な解像度で、もっともマスターCDに近い忠実な音質だ」と評価を下した。

 この日の試聴会は、インターナショナルオーディオショーと重なっていたため足を運べなかった人も多いかもしれない。ぜひ実際の音は自身の耳でお確かめを。(Phile-web STAFF)

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