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20世紀フォックス代表取締役の小林弘侍氏にインタビュー

2000/10/12
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●先日Senka21 11月号の取材で、20世紀フォックス ホームエンターテイメントジャパンの代表取締役の小林弘侍氏に取材が行われた。そこで小林氏は、「レンタルを優先し、セルには特典映像などの付加価値によってレンタル作品との差別化をしていく」とのことで、今後も特典映像満載のDVDソフトのリリースが期待できそう。

DVDの販売価格については「日本とアメリカでは原価の構造が違うから思い切った価格は現時点では難しい。DVDソフトについては後発メーカーゆえに、マーケット構築の端緒をつかんだばかり。しかもアメリカ本社から日本向けのマスターが供給されるため、現実には完全なマスターが到着するまで日本での発売が決められない...」と少々慎重な発言。

そんなDVDの今後のラインナップは、11月17日発売でSFX大作「インデペンデンス・デイ」が、特典映像を別の1枚に収めたプレミアム・エディションで登場。MGMのアクション&SF傑作も5タイトル。12月1日にはプレミアム・エディションとしてジェームズ・キャメロンの「アビス」、ブラピの新境地「ファイト・クラブ」及びMGMのスパイ&戦争アクション大作6タイトルが。そして12月22日にはデンゼル・ワシントンの近作「マーシャル・ロー」、アニメ大作「タイタンA.E.」、名作「猿の惑星」さらに007ボックスセット第2弾の6枚組と続く。ちなみに007のボックスは第1弾が大ヒットしたそうで、単品をしのぐ勢いだった。ただ、「タイタンA.E.」の劇場公開の反響については、苦笑い。DVDの売れ行きに要注目だ。

現在拡大公開されている全米大ヒット作「X−メン」、そしてハリソン・フォードとミシェル・ファイファーの話題作「ホワット・ライズ・ビニーズ」は正月公開だが、これらも来年は期待のビックタイトルとしてDVD化が予定されている。

なお、Senka21 11月号の「ソフト帝国」に麻野先生による詳細なレポートが掲載される。

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