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最初から正解を求めず「楽しむ」。コラボヘッドホンに現れる大黒摩季の“ポリシー”とは

公開日 2020/11/04 12:00 編集部:小澤麻実
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どんな逆境下にあっても、今の最善を足していく

—— コロナによって4月に予定されていた全国50公演ツアーが中止になる事態に見舞われました。10月7日から全14公演の「MAKI OHGURO 2020 PHOENIX TOUR 〜 待たせた分だけ100倍返しーっっ!!!〜」として再始動しましたが、まだまだ世界は閉塞感に包まれている感じがします。

大黒さん: 私自身は「時間がある=クリエイティブが存分にできる!」「エンタメ業界が仮死状態=レコーディングもミュージシャンみんなスケジュールがあるから声をかけたら全員来てくれる。むしろ売れっ子が喜んできてくれるなんて超ラッキー!」みたいな(笑)。なーんて考えようによっては、パラダイスじゃない?♪って思ってます。

元々家族に病気の人がいたりとか、介護や子育てでコンサートに行けない人にとっては、家から生のライブ配信を見られるってすごく嬉しいと思うんですよ。インフルエンザで同じような警戒してる時には、ライブ生配信や無観客ライブをやってくれてた訳ではないから。そしてコロナが終わったら私たちは、今までのライブに加えてオンライン配信っていう新しいスキルが磨かれてるわけ。

コロナ禍により、今までどおりのかたちでライブをやりにくい昨今。アーティストにとっては苦しい状況だが、大黒さんは前向きにとらえて進んでいく

—— すごく前向きで力強いです。

大黒さん: 私、人生が波瀾万丈すぎて。火の中に助けに行ったつもりだったのに、気がついたら自分が中心で燃えてて皆逃げていった…みたいなね。そういう、“不運の女王”みたいなところあるんです(苦笑)。

そういうのを経てみると、何事も「なるようにしかならない」って思うの。逆流に向かって走って行くと、力が抜けたときに倍くらい流されちゃう。だから流れに身を任せるしかない。ふんばらない。「楽しむ」って、嫌なこと、やらなきゃいけないことをこなすのより100倍の力がいりますからね。

それと、どんな逆境下にあっても、今の最善を足していく。そうすると最良の未来になるんです。今を諦めて最善を尽くさないでいると、知らない間に下がっていってしまう。現状維持にも力が要るんです。

自分の人生苦労が多くて、不幸っぽいことも多かったけど、全部先に経験しておいて良かったなって。たとえば母の介護を経験したから、コロナの感染対策も自然にできますしね。

コロナにかかった人たちを誹謗中傷したりする人もいるじゃないですか。でもそれって絶っっ対違うから!って思ってます。もしかしたら中傷する人たちも、不安に苛まれて心が弱っているのかも知れない。

心の持ち方で体って変わるじゃないですか。だから私は音楽で、「楽しい」っていう力、コロナ禍を生き抜くエネルギーを届けにいくべきだって使命感にかられたんです。

その思いに共鳴してくれるスタッフと、またツアーをやれることになってすごく嬉しい。クラスターを発生させないように、スタッフはPCR検査を2週間に1回受けたりと感染防止対策を万全にしています。

10月28日には連続配信シングルの最新作「WE ARE THE LOVE 〜 dedicated to J & L 〜」も配信スタートしました。

これは仲良しのレスリー(写真家のLeslie Kee)とパートナーのジョシュアの結婚を祝福するプレゼントとして作った曲で。ミラクルの連鎖が起こってできた、愛の奇跡そのもの!って作品なんです。参加してくださったアーティストの皆さんも豪華なの。

この曲の魔法はね、1曲通してそれこそヘッドホンで聞くと、「愛ってやっぱりいいな」「私ももう一度、誰かを本気で愛してみたい」って無理なく思えてくるんです。前作の“PHOENIX”では「未来なんていらないと思っていた」人が、次作でそう思えちゃうんだから! 過去より未来が絶対いいし、予測のつかないものにワクワクするのがエンターテイメントの魅力でもありますから。

とにかく今、愛が疲れて、希薄になっている時代だからこそ、この不変な愛の歌&愛の魔法を、是非!沢山の人に聴いてほしいです。



Photo by 君嶋寛慶

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