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「ぼくのかんがえたさいかわのヘッドホン女子」

これが俺たちの好きなヘッドホン女子だ! ガチ妄想をプロの漫画家に具現化してもらった

公開日 2018/03/23 10:00 編集部:押野 由宇
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●ぬくもり伝わる系ヘッドホン女子


Sさん自分の体温の熱がこもっているものを、人に渡すのって、すごくドキドキするシチュエーションじゃないですか。なので、(着けていた)ヘッドホン(を相手に着けさせる)女子です。

押野飲みかけのドリンクを渡すに等しい。

Sさんかなり気を許してないとできない行為だと思うんです。中学三年生で、卒業を控えた冬の時期。同じクラスで、座席は女子が前で、男の子が後ろです。男の子に着けたら、自分は前を向いちゃう。

わだぺん。さん女子のぬくもりの残ったヘッドホンを着けて、彼が顔を赤らめると。

Sさんあとオデコは出ています。これは譲れない。

わだぺん。さんそれは、もはや高木さん(からかい上手の高木さん)では?

Sさん少し違って、確信犯ではあったけど、実際にやってみたら恥ずかしかったという感じですね。

岩井さん男友だちに対するちょっとしたコミュニケーションのつもりだったのに、ですね。中3卒業前という設定が、シチュエーションをより引き立てているように思います。




●少し背伸びしちゃう系ヘッドホン女子


岩井さんお父さんかお兄ちゃんが持っているごっついヘッドホンを、ちんまい女の子が着けて出かけるんです。ちんまいとは言っても、年齢は16歳。幼女ではありません。イメージは『けものフレンズ』のアルパカさんです。だから寒いシーズンで、首元をふわふわさせても良いですね。

Sさん完全にギャップを狙ってきていますね。

岩井さんごっついので、その娘にとっては少し重いしバランスも取れなくって、頭をフラフラさせながら歩くんですよ。ヘッドホンのことはまったく分からないけれど、それを着けることでちょっと大人になったような気持ちになっているんです。

わだぺん。さんカッコイイアイテムを着けて、大人の仲間入りをした気分なんですね。

岩井さんそう、あくまで気分だけ。それで考え方まで大きく変わるということはなくて、普段はファストフードだけど、今日は純喫茶、みたいな微妙な意識の高さ。

Sさんコーヒーはもちろんブラック。

岩井さんいつもだったら入れないけど、今日はイケる気がする。

押野でもやっぱり飲めなくて、後でこっそりと砂糖を追加する。



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