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ゴールデンイヤーのトレーニング内容も明らかに

“フィリップスの音”を決めるエキスパート、マシュー・ドーレ氏に聞く「ゴールデンイヤー」の真実

2013/04/22 ファイル・ウェブ編集部
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先日、“Fidelio”ブランド初のカナル型イヤホン「S1」「S2」(関連ニュース)などを発表したフィリップス。同社には、製品の音決めに深く関与する“ゴールデンイヤー”と呼ばれる人々が存在する。現在、世界にわずか57人(欧州10名/アジアパシフィック47名)という“ゴールデンイヤー”のひとり、Matthew Dore(マシュー・ドーレ)氏(フィリップス コンシューマーライフスタイル サウンド&アコースティックス シニアマネージャー)に話を聞いた。

Matthew Dore氏


■「Best in sound」実現のための音のエキスパート

「Best in sound(ベストな音を提供する)」という点を目標に製品開発に挑んでいるという同社の姿勢について、「それは最上位の“Fidelio”だけではありません。全ての製品に適用している考え方です」と説明するドーレ氏。原音へ忠実に、感情や細かな部分まで、アーティストが意図した音を再生できることを、全ての製品で目指していると語る。

また「ユーザーの好きな音は地域や性別、年齢の差があまりありませんでした。これは驚きでした」と、世界中で行ったユーザー調査の結果も紹介。「その結果を受け、専門家たちの力を結集して、ナチュラルでダイナミック、原音に忠実な音を目指しています。それが『Best in sound』なのです」とコメントする。

その「Best in sound」のために同社が行っているのが、製品開発の途中に何回か行うブラインドテスト。同価格帯、同程度の性能、似たコンセプトを持つ競合製品とのブラインドテストを節目節目で行い、開発中の製品の優位性を、テストに参加したゴールデンイヤーの65%以上が認めることをベスト・イン・サウンドだと定義し、そうならないと次の開発段階へ進めない。製品が世に出るまで、最低でも6人以上のゴールデンイヤーが関わるのだそうだ。

“Fidelio”初のカナル型イヤホン「S2」

「S2」の一番最初のプロトタイプ

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