トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2025/06/25 06:45
外音取り込みやバッテリー性能などもグレードアップ

Ankerの最新イヤホン「Liberty 5」。前モデルと聴き比べてみたら音とノイキャンがメチャクチャ進化していた

野村ケンジ

Ankerといえば、モバイルバッテリーやUSBケーブル、ポータブル電源などが有名だが、いっぽうで完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーなどのオーディオ製品においても、日本国内で2万円以下の完全ワイヤレスイヤホンの売上 数量No.1※1を獲得していたり、世界でのオーディオ製品販売実績が8,500万台以上※2を達成していたりと、急激に存在感を高めつつある。


そんなAnkerのオーディオブランド “Soundcore” から新製品が登場した。それが「Soundcore Liberty 5」だ。



こちらの製品、機能性と価格の両面で高いコストパフォーマンスを誇る人気モデル「Soundcore Liberty 4」の後継にあたるモデルで、ノイズキャンセリング(ANC)機能や外音取り込み、再生時間や防塵・防水規格など、全ての面においてグレードアップを果たしているという。


サウンド面では、ハイレゾ級の良音質がワイヤレスで楽しめるLDACコーデック採用はそのままに、新ドライバーを搭載しつつ、Soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンとして初めてDolby®︎ Audioにも対応している。それでいて、価格は税込14,990円と先代とまったく変わらず。さらにコストパフォーマンスを向上させている。


そんなSoundcore Liberty 5を今回借用し試聴することが出来たので、先代Soundcore Liberty 4とも比較しつつ、いかなる進化が押し進められたのかいろいろとチェックさせていただこうと思う。



Soundcore Liberty 5購入はこちら(Amazon)


レベルアップしたノイズキャンセリングは “効かせ方のセンスの良さ” に感心。LDACのマルチポイント対応も嬉しい


まず、Soundcore Liberty 5いちばんの注目ポイントといえば、やはりAnker独自のノイズキャンセリングシステムの向上だろう。Soundcore Liberty 4にも採用されていた「ウルトラノイズキャンセリング」は、バージョン2.0から3.5へと大きく進化、特に中高域の効果が高まっているとのこと。バージョン3.0が採用されているひとつ下位のモデル「Soundcore Liberty 4 NC」に対しても、約2倍の効果向上を果たしているという。


実際にノイズキャンセリングの効果のほどを比較してみたところ、ファンノイズや暗騒音(と呼ばれている街中の騒音)がほとんど聞こえなくなる効きの強さ自体はさほど変わらないが、PCキーボードのタッチ音を低く抑えつつ自然な音色だったり、まわりの騒音が全体的に抑えられていたりと、街中なのに郊外にいるかのような、とても静かな環境に移ったかのような印象だった。ノイズキャンセリングの効果は全体的に高まっているものの、同時に “効かせ方のセンスの良さ” に感心させられた次第だ。



スマホ用Soundcoreアプリからノイズキャンセリング、Dolby®︎ Audioなど各種機能の設定が可能


さらに、外音取り込み機能も向上している。こちら、Liberty 4からマイクの数を左右1基ずつ増やしたとのことで、実際に試してみたところ、よりクリアで違和感の少ない、自然な外音を聞かせてくれた。屋外で使う際は、なかなかに重宝しそう。


機能面で注目なのがバッテリー持続時間だ。Soundcore Liberty 5ではイヤホン本体で約12時間、ケースからの充電を合わせると48時間使用し続けることができる。ノイズキャンセリングオンの使用でも約8時間(ケース充電込みで32時間)使い続けることができるので、充分以上のタフネスさを持ち合わせている。また、防塵・防水規格もIPX4からIP55へとグレードアップ。様々なシチュエーションで安心して活用できるようになった。


もうひとつ、注目ポイントなのがマルチポイント接続への対応だ。いまどき、ミドルクラス以上の製品であればマルチポイント接続は当たり前となりつつあるが、Soundcore Liberty 5ではLDACコーデックでのマルチポイント接続に対応している。実はこれ、意外な落とし穴で、現時点では2つを両立できない製品が大半だったりする。良い音で聴きつつ、自動切り替えで便利に活用できるのは、ありがたいかぎりだ。




ミッドナイトブラック/パールホワイト/ディープブルー/アプリコットピンク/シャンパンゴールドの5色をラインナップ。ファッションやスタイルにあわせて自由に選べるのが嬉しい


良音質にノレる低域。J-POPからクラシックまでイケる万能派サウンド


ということで、気になるサウンドを確認してみた。Androidスマートフォン「Nothing Phone(2)」とLDACコーデックで接続、Qobuzアプリでハイレゾ音源を再生してみた。


Soundcore Liberty 4との音質差は一聴で分かる。Liberty 4も悪くはないのだが、高域の音色にクセがあるためそちらに意識が行ってしまいがちになる。対してSoundcore Liberty 5は帯域バランスのプロポーションが良く、落ち着いた印象のサウンドに変化。それでいて高域はのびのびとしている。歪み感も少ないので、クラシックを聴いてもリアルな演奏に感じられる。特にフルオーケストラは、空間的な広がりもしっかりと伝わってくるため、躍動的な演奏が堪能できる。


もちろんJ-POPも楽しい。Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」はオーバーなくらいに低域が強く迫力のサウンドが楽しめる。いっぽう米津玄師の「Plazma」は、僅かに鼻にかかった米津玄師の歌声がセクシーだし、キラキラしたバックの演奏がキレ良く、たっぷりな量感の低域と合わさって普段よりもノリ良く感じる。




クラシックをリアルに再生しつつ、J-POPもノリ良く鳴らしてくれる。幅広い音楽を楽しめるのが魅力的


女性ヴォーカルも悪くない。幾田りらは彼女らしいヌケ良くも可愛らしい声の特徴をしっかり伝えつつ、キック強めのノリ良いアレンジが楽しめる。総じて良音質、かつノリの良いサウンドだ。


このように、Soundcore Liberty 5は機能性もさることながら、音質面でも魅力を感じる、完成度の高い製品に仕上がっている。特に最新J-POPや洋楽だけでなくクラシックなどもたまに聴く、という幅広い音楽ジャンルを楽しみたい人にオススメの製品だ。


 


※1 2024年1-12月における外部調査会社のデータをもとにした全国有力家電量販店の販売実績集計 大手ECプラットフォームのランキングをもとにした自社調べ


※2 2024年12月時点。イヤホン、ヘッドホン、スピーカーを含む販売実績





(協力:アンカー・ジャパン株式会社)

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「明治安田レディスゴルフトーナメント」7/16から4日間の放送・配信予定
2 日本オーディオ協会、「ハイレゾロゴ」認証の規格を改定。低域限界周波数も新たに規定
3 Google提案の「Opus HD」コーデックが「ハイレゾオーディオワイヤレス」認証取得
4 メイド・イン・ジャパンの誇り高きトーンアーム。機能美を徹底追求するグランツの工房を訪ねる
5 デノン“受け継がれる伝統の意匠”。音とデザインから探るアナログプレーヤーの開発哲学
6 ティアック、カセットテープやオープンリールなどのデジタル化サービス。利用を呼びかける「思い出音源救出大作戦」
7 「水曜どうでしょう」新作、9月5日・6日開催のイベントで世界最速上映。全国ライブビューイングも
8 <HIGH END>ハイエンド・スピーカーブランドの競演その1。Wilsonの“億超え”「autobiography」、MAGICO「S7 2026」他
9 TCLパネル生産の中核「TCL CSOT」を訪問。他社へ多数供給する高い開発力を見た!
10 開放的なリビングでシアターの没入感も追求! 吹き抜けを活かした広大な音場感で130型に没入
7/16 11:54 更新

WEB