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公開日 2016/12/13 11:30
画期的な「サイン波形差分同期補正回路」を採用

ラックスマン初のクリーン電源「ES-1200」を検証 ー アクセサリー銘機賞2017 グランプリ機

井上千岳

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ラックスマン初のクリーン電源システム「ES-1200」を井上千岳氏がレビュー。先日発表されたオーディオアクセサリー銘機賞 2017では見事「グランプリ」に輝いた本製品の実力を分析していく。

「ES-1200」¥580,000(税抜)

ラックスマン初のクリーン電源システム「ES-1200」

「ES-1200」は、ラックスマンでは初めてのクリーン電源機器である。アンプ・メーカーとしての技術力が強く反映された製品で、開発にも長い時間をかけて満を持した設計となっている(関連ニュース)。定格出力は1,200VAと余裕があり、コンセントは8口も備えているから、パワーアンプも含めてシステムの全機器を一度に接続することも可能だ。

クリーン電源には大きく分けて3つの方式がある。1つはパッシブ型で、コンデンサーやコイルなどで構成されたフィルターである。後の2つはアクティブ型だが、これも電源再生成型と補正型に分かれる。再生成型は文字どおり電源波形を一から作り直すもので、一種のアンプと考えてもいい。そして補正型は電源波形の歪みだけを加減算によって矯正するもので、ES-1200はこれに属する。

背面端子部。定格出力容量は1,200Wで、背面には8口のコンセントを備える

方式による優劣はいくつかある。補正型の場合は電源を作り出すわけではないので効率が高く、比較的小型の筐体で大きな出力を得ることが可能だ。本機は1,200Wの出力を得ているが、これがアンプだとしたらとてもこの程度のサイズには収まらない。

画期的な「サイン波形差分同期補正回路」により低歪化を実現

基本的な構成はわかりやすく、基準となるサイン波と入力電源波形を比較してその差分をフィードバックし波形の歪みを補正する。簡単といえば簡単だが、その間にいくつか注意すべきポイントとなる部分がある。

まず基準のサイン波である。これも電源から作り出すわけだが、アナログ式に生成する方式もある。しかし本機では内蔵ROMの中に、50kHz/32bit相当のデジタルデータとして記録している。これを読み出してD/A変換し、ローパスフィルターを通してアナログ化したものを基準サイン波とする。つまりデジタル式ということができる。ここがまず第一の特徴と考えていいだろう。

ダイレクト・カップリングによってトランジェントや音の純度を確保

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