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公開日 2024/04/12 18:57
任天堂が新ファームウェアで抜け道を塞ぐかも

Wii Uの公式サービス終了後も代替ネットワークに無改造で繋げる「SSSL」が公開

多根清史
任天堂のWii Uとニンテンドー3DS向けオンラインプレイサービスは、2024年4月8日をもって終了した。正規にはオンラインでの協力・対戦プレイも不可能となったが、その代わりとなるのが両ハード向けカスタムサーバー構築を目指すオープンソース・プロジェクト「Pretendo Network」である。

これまではWii Uを改造する必要があったが、ノーマル状態でも接続できるようになったとPretendoチームが発表した。

任天堂がオンラインプレイサービスを終了した直後、Pretendoチームは最新プロジェクト「SSSL」を公表。SSLとはデバイスとサーバー間の接続を暗号化するプロトコルであり、「SSSL」はそのバグを利用したエクスプロイト(脆弱性を利用した抜け道)である。

SSSLを使えば、純正ファームウェア入りのWii U本体になんら手を加えることなく、ただDNSを変更するだけで代替サーバーに接続できる。Pretendo公式ブログでは「我々は、任天堂がこのエクスプロイトに対策することに備えて、長らく、この日のために温存してきた」と明かしている。

ただし、いくつかの制限がある。まずニンテンドー3DSでは利用できない。また独自のSSLライブラリを使っているサービスとは互換性がないという。具体的には「Watch Dogs」、YouTubeアプリ、埋め込みブラウザ(TVii、eShop、Miiverse等)である。もっとも、ゲーム内のMiiverse機能は機能するとのことだ。

このエクスプロイトは、ファームウェア・バージョン5.5.5以上のWii Uが必要だ。とはいえ、それ以前のバージョンでも最新バージョン(5.5.6)をインストールできるはずだ。

とはいえ、今後も任天堂が新たなファームウェアを配信することはありうるだろう。Pretendoチームはアーカイブした『スーパーマリオメーカー』のコースを将来的にサーバー上で公開予定としているが、その時には何らかの動きが起こされるのかもしれない。

Source: Pretendo Network
via: Engadget

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