サムスン電子ジャパンは、スマートフォン「Galaxy S24」および「Galaxy S24 Ultra」のキャリアモデルおよびSIMフリーモデルを4月11日に国内発売すると発表した。

キャリアモデルはドコモとauが取り扱う。またSIMフリーモデルは発表と同時に予約の受け付けも開始している。同社はキャリアモデルとSIMフリーモデルを同日発売するのは国内初のことだと述べている。

SIMフリーモデルの税込価格は、Galaxy S24 256GBモデルが12万4700円、512GBモデルは13万9000円。Galaxy S24 Ultraの256GBモデルは18万9700円、512GBモデルは20万4100円、最も容量の大きな1TBモデルは23万3000円となっている。

両機種ともAndroid 14をプリインストールしているほか、オンデバイスAIとクラウドベースAIの2種類を利用可能なハイブリッド型AI技術を搭載していることがアピールポイントだ。

画面上のテキストなどのオブジェクトに関する情報を即座に調べられる「かこって検索」機能、通話のリアルタイム翻訳機能、通訳機能、チャットアシスト機能、文書要約機能などのAI機能が利用できる。写真の編集にも、人などのオブジェクトを自動で切り取り移動し、背景を生成するなどの機能が提供されている。

独自のセキュリティプラットフォーム「Samsung Knox」によって安全性を高めているほか、これまでは4世代までのOSアップデートの提供だったところを、7世代まで対応する。セキュリティアップデートについても同様に7世代に延長された。

Galaxy S24の主な仕様は、SoCにSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを搭載。6.2型、2340×1080px、最大リフレッシュレート120HzのDynamic AMOLED 2Xディスプレイを採用している。8GBのRAMを搭載しており、ストレージは256GBと512GBが用意される。

カメラは超広角が約1200万画素、広角が約5000万画素、望遠は約1000万画素（光学5倍ズーム）、自撮り用カメラは約1200万画素のセンサーを搭載している。

バッテリー容量は4000mAh、本体の大きさは約147×71×7.6mm、重さは約167g。本体カラーはアンバーイエロー、コバルトバイオレット、オニキスブラック。

Galaxy S24 Ultraのほうは、Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを採用し、6.8型、1440×3120px、最大リフレッシュレート120HzのDynamic AMOLED 2Xディスプレイを採用。12GB RAMに256GB、512GB、1TBのストレージを用意している。

メインカメラの性能は、超広角が約1200万画素、広角が約2億画素、望遠が約5000万画素（光学5倍ズーム）と約1000万画素（光学3倍ズーム）の2種類。そして自撮りカメラには約1000万画素のセンサーを採用する。

さらに5000mAhの長時間駆動バッテリーや、大容量化した冷却機構を備えてゲーミングスマホとしての性能も高めた。本体カラーはチタニウムグレー、チタニウムブラック、チタニウムバイオレット。大きさは約162×79×8.6mm、重さは約223g。

その他、両機種共通の仕様として、USB Type-Cコネクター、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、おサイフケータイ、IPX5/8、IP6Xの防水防塵、Qiワイヤレス充電、指紋および顔認証機能などを装備。最大通信速度は下りが6.6Gbps、上りが1Gbpsとなる。また、パッケージにはスタイラスペン「Sペン」が同梱される。

ちなみに、冒頭で紹介した「Galaxy AI」機能は4月中旬以降に配信されるソフトウェアアップデートで、Galaxy S23/S23 Ultra、Galaxy S23 FE、Galaxy Z Fold5/Z Flip5、Galaxy Tab S9/S9+/S9 Ultraにも提供される予定だ。

Source: Samsung