トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > Gadgetニュース

公開日 2023/06/02 16:44
大規模な風景も映像から3D化が可能

NVIDIA、2D動画から3Dオブジェクトを生成するAI「Neuralangelo」発表

Munenori Taniguchi
NVIDIAは、古典的彫像から自動車やビルなど、様々な形状、大きさの物体の周囲を回るように撮影した2D映像から、3Dのオブジェクトを生成するAIモデル「Neuralangelo」を発表した。

このAIモデルは、被写体の周囲をぐるりと回るように撮影した動画から、その被写体の奥行き、サイズ、形状を把握し、3Dオブジェクトを生成する。この技術は数十枚の画像から3DシーンをレンダリングするInstant NeRFと呼ばれる技術を採用したことで、被写体の細部まで正確に捉え、複雑なディテールや質感を再現することが可能になっている。

クリエイターはこのオブジェクトの細部を仕上げることで、元の被写体にそっくりな3Dオブジェクトを作ることができる。さらにデザイン用アプリケーションに取り込んで編集を加えることで、アート、ゲーム開発、ロボット工学、産業用のデジタルツインの開発に使用することができる。

とくに変換の際に自動で生成されるテクスチャーは、それだけでも高い再現度を持っていると説明され、例えばスマートフォンで撮影した動画からでも、プロジェクトに取り込んでそのまま使えるレベルのオブジェクトができるという。たとえばドローンで撮影した映像を使えば、巨大な建造物の形状を取り込んだり、大規模な景色を3Dに落とし込むことも可能だ。さらに屋内の再現にも対応するとのことだ。

NVIDIAは、6月18日にバンクーバーで開幕するコンピュータービジョンに関する会合「Conference on Computer Vision and Pattern Recognition」でこの3Dモデル生成AIを公開することを予定している。

Source: NVIDIA
via: Engadget

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB