<ヘッドフォン祭>ブリスオーディオ初の「イヤホン」登場/発売直後、HiByの最上位DAPや初音ミクコラボアイテム
2026/02/07
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フジヤエービックが主催する、約80のポータブルオーディオ関連企業が集う展示試聴イベント「春のヘッドフォン祭 2026」が、東京駅そばのステーションコンファレンス東京にて開催された。本稿では、ブリスオーディオ/MUSINの注目出展を中心にレポートする。
ブリスオーディオは、かねてより開発を進めていたブランド初のイヤホン「IBUKI」の製品版が出展された。すでに受注販売を開始しており、直販価格は税込100万円。
8mmダイナミック型×2/BA型×5/静電トゥイーター(EST)×2の9ドライバー/トライブリッド構成。ブランドオリジナル線材を用いて専用チューニングを施した4.4mmバランスケーブル「BSEP for IBUKI」が同梱しており、PentaconnEarコネクターによるケーブル交換にも対応する。専用アンプは不要だが、同ブランドのポータブルアンプ「WATATSUMI」(68万円)との相性はバツグンだという。
今年2月の「冬のヘッドフォン祭 mini 2026」に参考出展していた試作機と比べると、まず筐体素材が純チタンから64チタン合金に変更され、強度と制振性がさらに向上。ケーブルコネクターはMMCXからOFC製のPentaconnEarに代わっている。
またチューニングも、やや低域寄りとの意見が多かった試作機から高域の倍音などを調整することで、よりバランスの取れたサウンドに仕上げているという。以前試作機を試聴したことのある方も、改めて製品版となったIBUKIを聴いてみると印象が変わるかもしれない。
なお、発売記念として外装をゴールドPVD仕上げとした特別モデル「Launch Edition」も世界50台限定で用意したが、海外からの引き合いも数多くあったそうで、直販サイトでは既に完売している。追加生産の予定は無いが、ケーブルを変更して異なるサウンドが楽しめるバリエーションモデルなどのアイデアは温めているとのことだった。
このほか、サブブランドのBrise Worksが3月に発表した “ふるさと納税限定ケーブル” 「TAMAMURA」(寄付金額:9.8万円)の試聴も用意。ブランドの拠点である群馬県玉村町への地域貢献を目的とした純銀導体のケーブルとなっている。
玉村町の花・バラをイメージした鮮やかなローズレッドの外観が特徴だが、単純に同社独自の純銀導体を使用したケーブルとして “けっこうリーズナブル” であることもアピールされていた。
MUSINは、同社が取り扱うONIXブランドから、DAP「Overture XM5」(約13万円)の数量限定バリエーションモデルとなる「XM5 Ti」を参考出展した。その名のとおり、XM5のボディをアルミニウムからチタンに変更したものだ。国内では6月ごろ発売を予定し、おおよそ23万円程度が見込まれるという。
Androidではなく音楽再生専用のOSを搭載することや、DACチップにESSの「ES9039SPRO」を搭載すること、タッチディスプレイの真下に並べた物理ボタン、ブランド自慢の “ブリティッシュチューニング” といった特徴はそのままだが、アンプ回路についてはチップを変更するなどの再調整を行っているとのこと。ベースモデルとの音の違いに注目したいところだ。
またSHANLINGブランドからは、コンパクトDAP「M3 Plus」(約6.2万円)のアップグレードモデルである「M3 Plus Master」が参考出展。
こちらはベースモデルからの変更点として、スムーズな操作性に直結するRAM容量が4GBから6GBに増量。また内部回路のコンデンサーの再選定、電源回路の最適化を行い、「音の豊かさ、滑らかさ」「サウンドステージの開放感」「全体的な解像度」が上がっているという。発売時期や価格はまだ未定だが、携帯性を重視したDAPの新しい選択肢として期待が持てそうだ。
NOBUNAGA Labsブランドを展開するワイズテックブースでは、緑の被覆が目を引く開発検討中のケーブルを参考出展。高純度な単結晶銅(7N OCC)に「グラフェンメッキ」を施した導体が特徴となっている。
透明感ある低域が持ち味の7N OCC導体に、炭素系ナノ素材のグラフェンを含むメッキを施すことで、くっきりタイトな音色にまとまっているとのこと。ブーススタッフによると、現時点では “音がやや硬すぎる” そうで、引き続き調整を重ねていくと話していた。完成した場合は、2万円台前半くらいでの販売を想定しているという。