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公開日 2025/01/31 17:07
音質を保ちながらコストパフォーマンスを向上

Meze Audio、6万円台の開放型ヘッドホン「105 AER」。上位モデルに次ぐ音質を約半額で

編集部:成藤正宣
完実電気は、同社が取り扱うMeze Audioから、上位モデルの技術を受け継ぎつつコストパフォーマンスを高めた開放型ヘッドホン「105 AER」を発売した。同社直販サイトでの取り扱い価格は66,000円(税込)。

Meze Audio「105 AER」

ブランド初の開放型ダイナミックヘッドホン「109 PRO」のクオリティを継承しながら、生産拠点や素材の変更などでより手頃な価格を実現したとするモデル。モデル名の「AER」とはルーマニア語で “空気” を意味し、“自然界からインスピレーションを得たデザインは、まるで空気のように軽く、空気そのものを取り込むかのように、音楽の多次元的な奥深さを届ける” と謳っている。

上位モデル「109 PRO」の音質やクオリティを受け継ぎつつ、より手頃な価格を実現

109 PROに迫る音質であらゆる音楽ジャンルに対応できるという、新開発の50mmダイナミックドライバーを搭載。振動板のW字型ドームには炭素繊維強化セルロース複合材を採用することで高域の明瞭さと低歪を両立させた。また、ドーム周囲のトーラス(エッジ)部にはPEEK(ポリエーテルケトン)素材を採用し、さらに45.5度の角度で溝を刻むことにより、剛性と耐久性、軽量性を高めている。

ドライバーフレームの素材は、109 PROのアルミニウムからABS樹脂に変更。音質への影響を最小限にしつつ生産性を向上させた。ドライバーの周囲には振動吸収と歪み低減の役割を果たす銅 - 亜鉛合金スタビライザーを配置する。

ハウジングはABS樹脂により一体成型しており、立体的なデザインと約336gという軽量設計を実現。カーボンファイバーと強化セルロース複合材を用いたダブルV字型ヘッドバンド、柔らかなベロアイヤーパッドも加わることで、装着感も快適だとしている。ケーブル着脱にも対応し、長さ約1.8m/両出しタイプのケブラーOFCケーブルが同梱する。

ABS樹脂の採用は生産性を高めるだけでなく、立体的なデザインの実現にも貢献している

生産拠点はルーマニアの本社工場から、長年取引を続けている中国の工場に変更。生産コストを抑えながらも従来と同等の品質を追求した。ほか、ドライバーユニットの一部を除いて分解/修理がしやすい設計としているため、長期にわたり使い続けられるとアピールしている。

音質/装着性に加え、修理のしやすさにも配慮して設計したという

再生周波数帯域は5Hz - 30kHz、インピーダンスは42Ω、感度は112dB(1mW/1kHz)。付属品として上述のケーブルのほか、6.3mmプラグ変換アダプター、キャリングケースが用意される。

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