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公開日 2024/10/24 18:55
製品版は2025年以降を予定

スカパー! ストリーミングデバイスの実機お披露目。アプリを横断した全検索が可能

編集部:松原ひな子
スカパーJSATは、衛星防災情報サービス「LIANA」ならびにスティック型ストリーミングメディアアプレーヤー「スカパー! +(プラス)ネットスティック」について、メディア向けの発表会を実施。本稿では、イベントで告知された製品の特長や、同社の取り組みについて紹介する。

まずスカパー! +ネットスティックは、テレビに挿すことで、手軽に動画コンテンツ/サービスを利用できるスティック型デバイス。2024年4月に先行モニターの募集を開始、10月からモニターの実施が始まっている。なお、製品版の展開は2025年以降を予定しているとのこと。イベントでは、開発に至った経緯や本製品の特長、実機でのデモンストレーションを実施した。

「スカパー! +(プラス)ネットスティック」リモコンと本体

担当者は同社について「地上波だけの時代から衛星放送を開始して、2024年のワールドカップを含め非常の多くの方へ利用いただいた」現在までの道のりを示した上で、配信サービスを併用するユーザーが大多数であることが調査によって明らかになったとコメント。

メディア事業部門 古屋金哉氏

今後は、テレビでの視聴体験において、現在提供している有料多チャンネル放送「スカパー!」と、配信サービス「スカパー! +」を同じプラットフォームで利用できるようにすることで、多様なコンテンツとの出会いと発見を提供する放送/配信ハイブリット型プラットフォーマーを目指していくとした。

モニター配布時の同梱品

製品は衛星有料放送に契約していなくても利用が可能だが、コンテンツの視聴に際して各サービスの規定に則って加入を行う必要がある。最大の特長は、複数の動画サービスを横断した検索および視聴が行える点。見たい作品がある場合、ホーム画面の「検索」タブから作品名を入力すると、どのサービスで配信されており、視聴が可能なのか、一覧で確認することができる。

たとえばテレビドラマなどシリーズ番組においても、1話と最新話はTVerで、その間の話数はFODなど配信が行われているほかサービスで、といった具合に補完を行うため、複数のサービスを往復しなくても最低限の手間で続けて視聴できる。

ホーム画面イメージ

検索が適用されるサービスにおいては、ホーム画面から直接の再生に対応するため、ホームからコンテンツを検索して、見たい映像を選択するだけでアプリにて再生を開始、視聴後はアプリホームではなく全体ホームに直接戻って次話を視聴、といった挙動が可能になる。また、ユーザーのサービス加入状況に応じて、ホーム画面や検索の優位表示は任意に設定できるほか、作品名だけでなく、出演者やキーワードによる検索も可能となっている。

検索は各配信サービスが用意するメタデータを参照。同社によって形式の統一化を行うことで適用が可能になるといい、ユーザーがGoogle Playストアなどから取得したアプリはホーム検索時には含まれない。現時点での対応配信サービスの正式発表は差し控えるとのことだが、デモ時に画面を見てみると、スカパー!リアルタイム放送および番組配信のほか、TVer/YouTube/Amazon Prime Video/U-NEXT/Hulu/FOD/NHKプラスなどに対応しているもよう。

ほか、各社と毎月連携した作品特集なども実施。季節のイベントやトレンドに合わせたおすすめコンテンツは週ごとに編成を更新しているとのこと。「衛生放送だけの時代から、毎週各放送局と編成や特集を考えてきたノウハウを、配信でも活用できれば」としており、国内ユーザーのコンテンツ嗜好、視聴習慣などを考慮しつつ今後もブラッシュアップを重ねていくという。

発表を行ったストリーミングデバイスは、市場としては後発となるため、国内ユーザーに向けた使い勝手のよさや唯一性には検討を重ねてきたといい、モニター期間を経てよりよい製品に仕上げていくつもりとのこと。テレビでリアルタイム視聴するだけでなく、動画や配信からも放送局によるコンテンツにたどり着ける動線を設けることで、より多くのユーザーに楽しんでほしいとアピールした。映像は4K/HDR、音声はドルビーデジタル/ドルビーデジタルプラスをサポートする。

発表会では、同社による宇宙事業についても説明が行われた。斜面/インフラモニタリング「LIANA」は、地球を遠隔から観測する先端技術「リモートセンシング」とくに合成開口レーダー(SAR)による解析を用いたメッシュサービス。SAR衛星データを用いて、web上で地表面の変動のモニタリングが可能になるという。インフラ施設周辺の地すべり/斜面/盛土/切土/軟弱地盤/埋立地等の変動を可視化し、ユーザーの予防安全をサポートするという。

スカパーJSAT/日本工営/ゼンリンによる3社共同開発

また、これまでSARが抱えていた主な課題、専門知識の必要性や膨大なデータ量の解析と管理、運用が高コストである点を、ユーザーが必要な範囲の解析結果だけを低コストで入手することで解決し、利用しやすい価格で提供するとアピールした。

従来から低価格となったメッシュプランが登場

宇宙事業部門 苫米地 竜也氏

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