トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2020/07/07 14:48
今秋にエンコード/デコードソフト発表予定

次世代映像コーデック「H.266/VVC」発表。画質落とさずH.265/HEVCよりデータ量半減

編集部:小野佳希
独Fraunhofer HHI(フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ通信技術研究所)は、現在用いられている映像圧縮技術「H.265/HEVC」と同等の映像品質を保ちながらも約50%のデータ削減が可能だという次世代コーデック「H.266/VVC」を発表。モバイル端末等向けチップを現在開発中で、同技術をエンコード/デコードできるソフトウェアを今秋に発表予定であることを明かした。

H.266/VVCのロゴ

VVCは「Versatile Video Coding」の略。8Kや4K映像を大型テレビでストリーミング再生するような用途を想定して開発したとのことで、例えば90分の4K映像はデータ量がH.265/HEVCで約10GBになるのに対し、H.266/VVCでは約5GBに抑えられるという。HDRや高解像度の360度映像なども含めた様々な映像に適するものだとも説明している。

フラウンホーファー協会を始め30以上の企業・団体によって構成されるMedia Coding Industry Forum(MC-IF)の下、H.266/VVCのライセンス規定が策定される予定。法外な特許料にならないようフェアユースを求めるFRAND条項に基づいた公平なライセンスになるとしている。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB