Ammaraなども紹介

タダで音を良くするPCオーディオソフト選び【後編】 WASAPI/afplayで劇的変化!

高橋 敦

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2010年09月01日
前編の最後で、「WindowsにおいてはWASAPI、Macにおいてはafplay。それらを用いることで、PCオーディオの再生クオリティはさらに突き抜ける」と書いた。

少し大袈裟な引っ張り方をしたが、実際、このふたつの効果は大きいのだ。

筆者はMacユーザーなのでafplayを利用しているが、その音を初めて聴いたときの衝撃は大きかった。無料・有料を問わず、どの再生ソフトの音を聴いたときよりも、大きなインパクトだった。

もちろん前編で挙げた無料再生ソフト、本稿で後述するAmarraやPureMusicの音も、それぞれ完成度は高い。どの音や機能を好むかはその人次第だろう。

しかしそれにしても、afplayの衝撃は大きかった。実際に叩き出される音質の素晴らしさと、それが実現される理屈の明快さ。その両方に感嘆した。

■WASAPI/afplayとは何か

WindowsのWASAPIとMacのafplayは、同じものではないが、音質向上の理屈は共通するところが多い。

前編で、再生ソフトごとの音質差は各ソフトの音声処理の方法や精度によって生まれるのだろうと述べた。たとえば64bit精度で音声処理を行うことで高音質化を図るというソフトもあり、それはそれで納得できる。そして実際に、それらは唸らされるほど良い音がするのだ。

しかしWASAPIとafplayにおける高音質化の実現は、それとは真逆とまでは言わないにしても、異なるアプローチによるものだ。

WASAPIとafplayは、大まかに言えばどちらも、再生ソフトなどによる処理を可能な限りバイパスして、システムの音声処理の中核に、音声データを最短距離で受け渡すための仕組みだ。特に高音質化のために用意された仕組みではないようだが、結果的に音質面の優位を得ている。

オーディオファンには、「アンプのピュアダイレクトスイッチをオンにするようなもの」と言えば伝わりやすいだろうか。トーン回路などをバイパスすることでアンプ本来の鮮度の高い音を導き出す、あの仕組みだ。

パソコンの内部の音声処理におけるピュアダイレクトスイッチ。WASAPIとafplayの仕組みと効果は、まずはそのようなものと受け取っていただければと思う。

WASAPIを手軽に使うには

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