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タダで音を良くするPCオーディオソフト選び【後編】 WASAPI/afplayで劇的変化!

高橋 敦

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2010年09月01日

■Macの「afplay」を利用する方法

Mac環境でのafplayは、Mac OS X 10.6 Snow Leopardに標準で組み込まれている。利用するのに最もシンプルな方法は、OS Xのコマンドラインツールであるターミナル.appをからコマンド、つまり文字ベースでの命令文を入力することだ。

1)ターミナル.appを起動
2)ターミナル.appに「afplay -q 1 」(スペース部分を強調するとafplay_-q_1_)と入力
3)再生したい音楽ファイルをターミナル.appにドラッグ&ドロップ
4)returnキー

という手順になる。
ちなみに「 -q 1 」は、音をさらに良くするためのおまじないのようなものだ。省略しても問題ない。おまじないの有無を聴き比べてみるのも面白いだろう。

しかしまあ、音については素晴らしいのだが、正直に言って、これを毎回繰り返す気にはならないだろう。少なくとも筆者はならない。テキストでコマンド入力って…。いまは21世紀なんだよ?

しかし、さすがは21世紀。テキストコマンド操作などという、前時代的な方法を回避する手段も用意されている。Mac OS Xに標準搭載されている自動化ツール「Automater」を使えば、音楽ファイルを右クリックしてメニューから「afplayで再生」できるようにすることも難しくはない。

Automatorでの、右クリックでafplayを開始するサービス

同じくafplayを停止するサービス

また、AppleScriptを用いて制御を行い、iTunesとafplayを連携させる(iTunesで再生開始した曲をafplayに受け渡して再生する)というツールを開発・公開してくれている方もいる(こちらからダウンロード可能)。こういったものを実現できる技量とそれを無料で公開してくれている度量に感謝、感服である。

上記のAppleScriptをDockに入れておけば手軽に操作が可能になる

■鮮度感、実質的な描写力が高まる

さて、 ここまで書いたような方法で利用できるWASAPIやafplay。肝心のその音の美点は、何といっても鮮度感。解像感や音色のほぐれ方などのディテールも向上するが、それよりも音場全体のフォーカスの合い方や場面によってはボケ方、そしてブレのなさが印象的だ。

デジカメに喩えれば、スペック上の解像度(ピクセル数)が上がったというより、レンズの性能やオートフォーカス精度の向上などで、実質的な描写力が高まったような向上が感じられる。

MacならiTunesと連携動作の有償ソフトもアリ

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