Ammaraなども紹介

タダで音を良くするPCオーディオソフト選び【後編】 WASAPI/afplayで劇的変化!

高橋 敦

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2010年09月01日

■iTunesと連携する「Ammara」「PureMusic」

さて話は変わるが、独立した再生ソフトでもなければWASAPIやafplayとも異なる、もうひとつの形態の高音質化ツールも紹介しておこう。

Mac版iTunesユーザーの特権となるが、iTunesと連携動作する再生エンジン、という形の高音質化ソフトがあるのだ。AmmaraPureMusicである。これらは有料であるが、iTunes派にとっては福音とでも言うべきソフト。その仕組みは大まかに言えば以下のようなものだ。

Ammaraのメイン画面。安価な「AmarraMINI」なら4万円以下で購入できる

iTunesで曲が再生開始されたら、その音声データの流れを拝借。iTunes側の再生音はミュートした上で、各ソフト独自の再生エンジンでその音楽データを再生する。その再生エンジンの優秀さによって音質が向上するのだ。

この方式の高音質化ソフトの利点は何と言っても、iTunesでのライブラリ管理や再生の使いやすさは全くそのままに、再生音質をぐっと引き上げてくれることだ。

また、96kHz/24bitなどの高音質ファイルを再生する際に、システムのオーディオ出力設定をそれに合わせて自動で変更してくれることもポイント。素のiTunesではそこが少し厄介(その都度ごとに手動設定が必要)なのだ。

あえて弱点を挙げれば、現時点では連携に多少の不安定さがあることと、あとは価格に納得できるかだろう。とはいえ、オーディオコンポーネントのひとつと考えたら、そしてその効果の高さからしたら、無茶な値付けはされていない。

■PCオーディオの源流、再生ソフトはとても重要

さて今回は前後編で、再生ソフト次第でPCオーディオの再生音質を手軽に向上できるということをお伝えさせていただいた。何しろ、その多くは無料で試せるので、これか、いやこちらか、などと試行錯誤してみてほしい。

気軽に試せる部分ではあるが、音楽ファイル再生のまず本当の第一段階、まさに源流となるのが再生ソフトだ。軽く見ることなく慎重に見極め、DACやアンプに最良のデータを送り込めるよう環境を整えよう。

(高橋敦)

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