【特別企画】音質向上コンポーネント『Wind Bell』徹底解剖

注目の“音質向上コンポーネント”『Wind Bell WB-30』 − その効果を炭山アキラが多角度から徹底検証

炭山アキラ

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2014年02月26日

昨年秋に登場し、いきなりオーディオアクセサリー銘機賞2014特別賞を受賞した特許機器の“Wind Bell”(ウィンドベル)「WB-30」。林 正儀氏がレビューした前回(関連記事)に続き、今回は炭山アキラ氏が様々な製品との組み合わせでその効果を徹底検証。大きさや重さの異なる大型モニタースピーカー、トールボーイスピーカー、ブックシェルフスピーカーに加えて、アナログプレーヤーとの効果的な組み合わせ方を探った。(※詳細な技術的特徴など、これまでの記事はこちら
■JBL「4338」:38cmウーファーが軽々と動き、生きいきと音楽を表現


高度なスプリングとショックアブソーバーを装備して不要振動をシャットアウトしながらフラフラ揺れることがなく、トップに取り付けられた「風鈴」が絶妙に音をチューニングするという、これまでにない考え方のインシュレーター「ウィンドベル」。今回はその実践編として、様々な大きさ・重さのスピーカー、そしてアナログプレーヤーと組み合わせて音を聴いてみよう。

ウィンドベルの第一弾モデル「WB-30」

まず登場願ったのはJBLの大型モニター「4338」だ。まずデフォルトで山本音響工芸のスプルース製インシュレーターを挿入して聴く。重厚で深みがあり、モニターらしく「自らの仕事を実直にこなす縁の下の力持ち」タイプでありながら音楽を落ち着いた気分で聴かせることに長けた、伝統のJBLモニター・サウンドが存分に楽しめる。

ウィンドベルを手に取る炭山氏

ここで本機に「ウィンドベル」を挿入する。第一弾モデル「WB-30」は耐加重が4個で約30kg。「4338」は63.4kgあるから、1個当たり8個で支えてほぼぎりぎりということになる。ウッドブロックで支えていた時と同じ音量で同じソフトをかけると、ずいぶん音の表情が違って驚かされる。一番の違いは低域だ。JBLの38cmウーファーが軽々と動き、生きいきと躍動的に音楽を表現することになったのだ。

「4338」1台に「ウィンドベル」を8個、ステレオで計16個使用

なぜこうも低域が変わってしまったのかというと、あくまで仮説ではあるが、この巨大な38cmウーファーが生み出す振動をウィンドベルが適切にマネージしているせいではないかと思うのだ。

床にベタ置きは論外だが、一般のハードタイプ・インシュレーターなどを床との間に挿入しても、これだけ大きなスピーカーでは振動が床に伝わり、また戻ってくることでスピーカーそのものの動作を阻害していると考えられる。

試聴中のようす

ところが、ご存じの通りウィンドベルは非常に高品位なスプリングが内蔵され、言葉本来の意味の「インシュレーター」(遮蔽するもの)として、スピーカーと床の振動を切り離し、さらにがっちりとスピーカーを支えるという相矛盾するようなことをしっかりと両立しているのであろう。

一方、高域方向はウィンドベルの「風鈴効果」で一段とよく伸び、冴えざえと響き渡る。決して「余分な音」を付け加えているわけではなく、スピーカーの持つ素地をうまくすくい上げ、それを存分に開放してやっているという感じの音である。

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