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5.6MHz/2.8MHz DSDに対応しノイズ対策も万全

デノン「DCD-SX1」はUSB-DAC機能も最高峰か!? ー 岩井喬が徹底検証

公開日 2013/10/31 11:27 岩井喬
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ではDCD-SX1のサウンドについて、USB入力に主眼を置きながら検証してみよう。ディスク再生についてもチェックしたが、「DCD-SX」譲りの上品かつ緻密な空間性とともに、ナチュラルで厚みのある音像描写能力の高さ、リアルな余韻を十分に堪能することができた。

192kHz/24bit音源を再生した際のディスプレ表示

オーケストラの旋律は滑らかで奥行きは深く、女性ボーカルは肉付きナチュラルで口元のウェット感はフォーカス鮮やかに浮き上がる。力強さと華やかさを併せ持つ表情豊かな音楽表現能力も見事だが、余韻の微細な階調表現における再現性の高さにも目を見張るものがあった。

それに対しUSB入力ではどのような音質変化があるのだろうか。まずS/Nの高さが際立つ。そして、周波数レンジの両翼をすっきりと伸び良くスムーズに表現してくれる。オーケストラの管弦楽器はよりしなやかに描かれ、ハーモニーの太さも安定している。ロックのリズム隊は引き締め感が強まり、各パートがクリアに分離。ディストーションギターのピッキングノイズもリアルに描き出し、リフのディティールもシャープにまとめてくれる。

192kHz/24bit音源に切り替えて試聴を進めると、音像一つ一つがきりっと鮮やかに浮き立つ。キメの細やかさ、余韻の粒の細かい様も的確に聴き取ることができた。低域は弾力良くしなやかで、女性ボーカルは凛とした芯の強さを秘めた、リアルな佇まいをみせる。リズム隊の制動力も高く、音場の見通しは極めて深い。

次ページひと味ちがうリアリティが絶妙なDSD再生

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