デノン、ヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「DA-300USB」ー DSDにも対応

公開日 2013/12/20 13:00 ファイル・ウェブ編集部
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ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドのヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「DA-300USB」を2014年2月中旬より発売する。価格は60,375円(税込)。12月21日に開催される「ポタフェス in AKIBA」にも登場する。

DA-300USB

本機はデノン初の単体USB-DAC。DSD対応USB-DAC/SACDプレーヤー「DCD-1500RE」からUSB-DAC部を取り出してブラッシュアップしたかたちとなる。デノンのHi-Fiオーディオ技術とノウハウを注入したという点が大きなポイントだ。

縦置き/横置きどちらも可能。ディスプレイ表示は置き方によって自動で切り替わる。横置き用フットや縦置き用スタンドも付属する

DACチップには、同社フラグシップSACDプレーヤー「DCD-SX1」にも採用された192kHz/32bit対応のバー・ブラウン製「PCM1795」を搭載する。

PCからのUSB入力はDSD 2.8/5.6MHz、PCM 192kHz/24bit信号に対応。アシンクロナス転送にも対応する。

ソースの選択はフロントディスプレイ(写真左、電源ボタンの隣)にタッチして切り替えるしくみ

本機の背面部

特徴のひとつは、6万円台という価格ながらデノン独自のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 processing」を搭載している点だ。また、高速デジタルアイソレーターによるノイズ・アイソレーション回路を備え、PCからのノイズを遮断するという。なお、このノイズ・アイソレーション回路は、DCD-1500REよりもアイソレーターの数を増やし、性能を強化したものとのことだ。クロックは44.1kHzと48kHzの2系統を搭載し、ジッターの低減を図った。

ヘッドホンアンプは高速バッファー回路付きのもの。ヘッドホンプラグは「ヘッドホンアンプとしてもきちんとしたものを作りたい」という考えから、6.3mmの標準タイプとした。

入力端子はUSB-B端子に加え、同軸デジタル1系統、光デジタル端子2系統を搭載し、USB-DACとしての使用はもちろん、Apple TVなどとの接続も可能。出力レベル固定のライン出力(RCA端子)も備える。

フロントには有機ELディスプレイを搭載。縦置き/横置きどちらも可能で、ディスプレイ表示は設置向きにあわせて自動で回転する。縦置き用スタンドと横置き用フットも付属する。電源はACアダプターとなる。

外形寸法は170W×57H×182Dmm(横置き時、ツマミ・脚部含む)。質量は1.5kg。

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  • ジャンルその他
  • ブランドDENON
  • 型番DA-300USB
  • 発売日2014年2月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格60,375円前後)
【SPEC】●ch数:2ch ●周波数特性:DSD…2Hz〜50kHz(-3dB)、PCM…2Hz〜20kHz(±0.5dB) ●S/N比:DSD…112dB(可聴帯域)、PCM…112dB ●ダイナミックレンジ:DSD…105dB(可聴帯域)、PCM…105dB ●全高調波歪率:DSD…0.0018%(1kHz、可聴帯域)、PCM…0.0018%(1kHz) ●サンプリング周波数:DSD…2.8224/5.6448MHz、PCM…32/44.1/48/64/88.2/96/176.4/192kHz ●音声入力端子:USB(Type B)×1、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×1 ●音声出力端子:アナログ音声出力(L/R)×1、ヘッドホン出力×1(6.3mmステレオ標準) ●外形寸法:170W×57H×182Dmm(突起部含む) ●質量:1.5kg