ポタ研での試聴も可能

iFI Audio、新機能搭載の真空管プリ「micro iTube2」。人気モデルを低価格化した「nano iDSD LE」も

公開日 2017/02/14 14:53 編集部:押野 由宇
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トップウイングサイバーサウンドグループは、iFI-Audioの小型真空管プリアンプ兼バッファーアンプ「micro iTube2」とポータブルDACヘッドホンアンプ「nano iDSD LE」を、2月18日(土)より発売する。価格はmicro iTube2が54,000円(税抜)、nano iDSD LEが16,000円(税抜)。なお発売日当日に開催されるポタ研で、試聴機が出展される。

micro iTube2は、超小型真空管プリアンプ兼バッファーアンプ「micro iTube」の新型バージョン。ELNA社のSilmicキャパシター、TDKのC0Gキャパシターなどを新たに採用し、上位機種である「pro iCAN」の仕様をそのままトリクルダウンした製品となっている。

micro iTube2

iFiの特許技術「3D Holographic+」は、デスクトップ小型システムでもオリジナル音源の音場感をフルに回復して再生することを目標に、新チューニングを実施。「XBass+」についても新チューニングを採用、大きなウーファーを持たないスピーカーでも低音再生域限界を20Hzまで伸ばすこと目指したとしている。

RCAの入出力端子を装備

また、新たに「Tube+」機構を搭載。「SET(シングルエンド・トライオード)」「Push-Pull(プッシュプル)」「Classic(クラシック)」の3モードが選択可能で、サウンドの真空管テイストを好みに合わせて選択できる。真空管にはGeneral Electric 5670を採用する。

付属の電源アダプターにはオーディオグレードの「iPower」(15V)を採用。最大出力は7.75V(+20dB)で、S/Nは119dB。ダイナミックレンジは131dB、全高調波歪率は0.009%。出力段の出力インピーダンスは1Ω、コネクテッド出力インピーダンスは150Ω。外形寸法は67W×28H×175Dmm、質量は278g。

nano iDSD LEは、「nano iDSD」のライトバージョンに位置付けられるモデル。S/PDIF出力を省略し、USB入力のみに簡略化。DSD再生の上限を5.6MHz(DSD128)に固定することで低価格化を実現している。

nano iDSD LE

DACチップはバーブラウン製を採用、クロックにはAMRの温度補償マスタークロックモジュールを搭載する。また同社のその他DAC製品と共通し、出力カップリングキャパシターを用いないダイレクトカップリング構造を採る。

USB入力専用の仕様となった

ボリュームコントロールは精密なアナログボリュームによるもの。バッテリーにより約8時間駆動し、USBバスパワーでも動作可能。出力にはアナログRCA、3.5mmステレオミニヘッドホンを各1系統装備。ダイナミックレンジは104dBで、全高調波歪率は0.005%。外形寸法は67W×28H×106Dmm、質量は162g。

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  • 型番micro iTube2
  • 発売日2017年2月18日
  • 価格¥54,000(税抜)
【SPEC】●使用真空管:NOS GE 5670×1 ●最大出力:7.75V ●S/N:119dB ●ダイナミックレンジ:131dB ●全高調波歪率:0.009% ●出力段出力インピーダンス:1Ω ●コネクテッド出力インピーダンス:150Ω ●入力端子:RCA×1 ●出力端子:RCA×1 ●外形寸法:67W×28H×175Dmm ●質量:278g
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【SPEC】●対応フォーマット:PCM 384kHz、DSD 5.6MHz、DXD 384kHz ●ダイナミックレンジ:104dB ●全高調波歪率:0.005% ●出力インピーダンス:1Ω ●入力端子:USB TypeB ●出力端子:RCA×1、3.5mmステレオミニ×1 ●外形寸法:67W×28H×106Dmm ●質量:162g